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教養としての「中国史」の読み方
著者 岡本隆司(著)
保阪正康氏、推薦! 「中国を知る最良の方法とは何か? それは中国特有の歴史構造を読み解くことだ。本書はまさにその最適な書である」最も近接し、否応なくつきあわねばならない大国――中国。中国を知ることは、日本人が現代の世界に生きていくうえで必須喫緊の課題であり、いま求められている教養です。なぜ中国は「一つの中国」に固執するのか。なぜ中国はあれほど強烈な「中華思想」をもつのか。なぜ中国は「共産党一党独裁」になったのか。なぜ中国はあれほど格差が大きいのか。なぜ中国は「産業革命」が起きなかったのか。「対の構造」をはじめとする中国の個性がわかれば、こうした疑問を解き明かす道筋が見えてくる! 東洋史研究の第一人者が明快に語る隣国の本当の姿。
教養としての「中国史」の読み方
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教養としての「中国史」の読み方
2021/06/18 19:51
中国と日本の関係の見直し
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国という国家は形の上ではあるが、私が知る国家の形態ではないようだ。儒教により国の制度が整えられた昔から、社会を大きく二つに分ける二元社会構造により、バランスを取りながら、運用すると、安定した国家の態をなすようだ。歴史を見る上で大切なことは、それぞれの異同を知り、その由来を理解することである。中国の主権は国民にはなく、また中国人は国ではなく、コミュニティに帰属している。さらに中国では「法で治める」のであり、あくまでも国を治める手段としての法があるだけだということを理解して、深くならないように付き合うべき。
教養としての「中国史」の読み方
2023/09/10 17:36
高校までの基礎知識の上に
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
読むといい本。よりわかりやすいです。ただ、現代中国の社会主義に関わる方面については、岡本先生の持論全開なので、そのあたりを知りたい人は別の本で補強が必要。