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8件
今日もていねいに。
著者 松浦弥太郎
とびきりおいしいお茶を淹れること。苦手な人に、自分から歩み寄ってみること。新しいものをひとつ手に入れたら、ひとつ手放すこと。ちょっとした工夫で、毎日が特別なものに変わっていきます。本書では、「暮しの手帖」編集長、書店経営、文筆業と、八面六臂の活躍を続ける著者・松浦弥太郎が、自身の経験から見つけた、日々を大切に生きる秘訣を紹介します。肩の力を抜いて、リラックスして読んでみてください。よく働き、よく暮らすためのヒントがきっと見つかるでしょう。特典として、「うつくしさ」を作るプロフェッショナル、ヘア・メイクアップアーティストの山本浩未氏の解説を掲載。「今日もていねいに。」暮らしたい、あなたに贈る本。
今日もていねいに。
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今日もていねいに。
2012/03/05 16:57
ていねいに暮らすと、食事、仕事、人間関係もていねいになってくる
12人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
「暮しの手帖」の編集長・松浦さんが
編集後記の最後にいつも「今日もていねいに。」と書かれる。
それが好き。
だからこの本も読んでみました。
日々の暮らしのなかで、
あるいは長い人生の生き方について
松浦さんが気をつけていること、
考えていること、実行していることなどが
短いエッセイで書かれています。
自然に背筋を伸ばして
ゆったりと暮らしている様子がうかがえます。
・一、二、三の三拍子で動く。
・今、自分が選べる食事のなかで最良の食事は何か?
・人とのつきあいも壊れた時がスタート
・ついでにちょっと……をしない
・三人以上、人が集まる所になるべく行かない。
・したいことよりやるべきこと
・自分のキャパシティを知っておく。
チェックしていたらキリがないくらい……。
でもこれくらいはマネしたいと思う。
特に三人以上集まる所に行かない、というのは
女子にとってハードルが高い。
女子はグループで行動するから。
でもそのメンバーを見渡してみて
本当に気が合う人、本当に好きな人、
本当につきあいたい人はたった一人なのかもしれない。
友だちとの関係を見直すにはいい方法だと思う。
別に他の人と縁を切れとは言わないけれど
つきあう形を変えてみるのもいいかも。
今日もていねいに。
2016/09/23 07:26
体温計のような本
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふと立ち止まってみたくなって、久しぶりに松浦弥太郎さんの本を開いてみました。
人っていつも前に進んでいくことを性(さが)のように感じているところがあって、いえそうではないんだ、立ち止まってもいいのではないか、松浦さんの本はどことなくそんなことを書いているような気がしたのです。
私にとって、松浦さんの文章はとても心地いいリズムです。
追い込んでこない、ゆったりとした文章です。そういう文章の感じが書かれている内容とも共鳴しあって、こういう暮らし、こういう時間は素敵だろうと思えます。
この本には刊行当時「暮しの手帖」の編集長だった松浦さんの生きていくための秘訣が記されています。
久しぶりに再読した私がしるしをつけたのはこんな箇所でした。
「大切なことをルーティンで流していないか、見直しをしましょう」「ごく普通のことでもきちんとやれば、特別なことになります」。
きっとこの本を読む、その瞬間の自分の中にあるもやもやみたいなものが、ひっかかりをみつけてくるのだと思います。
以前読んだ時とは違う文章に、今回は気にかかったようです。
なんだか自分の心の体調を知るのに、この本は欠かせないのかもしれません。
ちょうど体温計で、発熱しているか調べることに似ています。
「今日もていねいに。」、松浦さんのいう「ていねい」を実践できているか、この本を時に鏡のようにして自分を映してみるのもいいのではないでしょうか。
今日もていねいに。
2015/09/25 22:45
暮しの手帖の「暮らしのヒント集」がお好きな方に
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ラジ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
暮しの手帖の「暮らしのヒント集」がお好きな方に、特におすすめです。
ヒントの要旨だけでなく、著者独特の飾らない言葉で、その「気づき」にいたる出来事や思いがていねいに綴られていて、素直に納得します。
小さなことの積み重ねを大切にしたいなと読むたびに思います。
この文庫の特徴なのか、独特の書体で、くっきりとしていて慣れるまで時間がかかりました。でも、読みやすいので、電車移動のときなどに持ち歩いています。