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2件
名作なんか、こわくない
著者 柚木麻子
『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』の著者による初のエッセイ集。アニメ番組「世界名作劇場」のようにゆっくりとした展開で名作を紐解いていきたい……そんな思いに駆られた著者が、古今東西の文学を読み解き、その魅力とそのお話にまつわる思い出を綴ったのが本書。名作というと敷居が高いと感じている人が多いと思うが、ページをめくってみると、そこにいるのは今の私たちと変わらない悩みやコンプレックスを抱えた人々。友情、恋の駆け引きといったワクワクするようなお話から、裏切り、三角関係といったギラギラしたお話までが、余すところなく描かれている。ここでは、有吉佐和子の『悪女について』、ハーマン・メルヴィルの『白鯨』からカズオ・イシグロの『日の名残り』まで、全57冊の読みどころと、柚木氏の視点ならではの新しい魅力を紹介。読んだことがある人、これから読む人、読むつもりがない人も愉しめるブックガイドになっている。若手人気作家の日常生活も垣間見られる、キラキラした一冊。
名作なんか、こわくない
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名作なんか、こわくない
2020/05/19 16:23
確かに
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大河ロマン的な長編小説は「こわい」というか長さにおののいてしまう。
いつかは読みたいものばかりなんだけど。著者のいうように「こわくない」と思ってどんどん読んでいきたい。
名作なんか、こわくない
2021/12/16 19:55
古典も長編も。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文学全集や文学史に名を連ねる名作を著者が紹介する。身近な話題に寄せて、たとえば料理の話から、名作の食事シーンや出会いの場面へと持っていく。
既読の作品はこんな読み方もできるよね、あああるあるだよねとうなずき、未読の作品は面白いかもと感じさせてくれる。