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自分に還る
著者 石川理恵(著)
50代に入り、再び自分の時間を持てるようになった時、しばらく封印していた自分の「素」のようなものがむくむくと顔を出してきた。仕事をする私、妻になった私、親になった私。役割から離れた素の私はずいぶんと懐かしくて心地がいい。何かを手に入れたくてのぼっていた坂道はすでに折り返している。もしかしてここから先の人生は本来の自分に還っていけばいいのかも――。(はじめに、より抜粋) ライター・石川理恵が、50代の女性たちに取材。菜木のり子(モデル・俳優)、長谷川ちえ(in-kyo店主・エッセイスト)、橋本靖代(eleven 2nd デザイナー)、尾見紀佐子(景丘の家館長・ディレクター)、猫沢エミ(ミュージシャン・文筆家)、西山千香子(『リンネル』『大人のおしゃれ手帖』編集長)、「今」を大切に生きるそれぞれの現在地。
自分に還る
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紙の本自分に還る 50代の暮らしと仕事
2021/11/13 22:40
興味深く読みました。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
50歳前後の世代の女性のライフスタイルを取材した一冊。取材対象となった女性たちは、20代から40代、様々な紆余曲折、葛藤などを乗り越えてきての今という建付けが興味深い。加えて、どの方の仕事のスタイルもオリジナルでユニーク。
今あることを大切に淡々と暮らしつつも、決断するときはする...が、今の彼女らの存在する理由かな。50歳とカテゴライズしているけれど、年齢は、実は関係ないのではとも思う。
日本人って「年齢」を特別視しずぎだとも思う。
紙の本自分に還る 50代の暮らしと仕事
2023/03/28 19:13
50代を自然体で生きている人の紹介
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに引かれ、読む。
人生の後半、先がリアルに見えてきた50代を、自然体で素敵に生きている人たちを紹介してある。インタビューしているのは、決してキラキラした人ではなく、「普通」っぽい「ナチュラル」で好感が持てる人たちだ。
当たり前だが、失敗例やネガティブなキャラの人であるはずもなく、現実をきちんと受け止め前向きで輝いている人。けど、自分がそうなりたいともそうなれるとも思えない。
想定しているのは、どういう読者なのか。
結局は、人ぞれぞれだろうな、という冷めた結論に達してしまう。