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3件
休養学
著者 片野秀樹
●疲れたらコーヒーを飲む
●疲れたときは寝るのが一番
●甘いもので自分にごほうび
……こんなこと、していませんか? 実は疲労を取るには全部「×」な方法です。
「いつも体が重い」
「寝ても寝てもだるく、疲れがとれない」
「会社に行くだけでヘトヘトになる」
「休みの日に何をしていいかわからない。結局、一日じゅうゴロゴロしている」
「週末に寝だめをすると、休み明けはかえってぐったりしてしまう」
……あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
「ゆっくり休みたいのに休めない」のは、日本では「休むこと」イコール「なまけてること」という考えがしみついていることにあります。疲労は熱や痛みと同じ、体からの警告です。本来は「今日は疲れているので、休みます」と言えなくてはおかしいのです。
本書では、これまで栄養や運動に比べて軽視されてきた「疲労」と「休息」について科学的な解説を加え、
・人はなぜ疲れるのか
・疲れても無理をして休まずにいると、人間の体はどうなるのか
・どんな休み方をすれば最も効果的に疲れがとれるのか
……といった疑問に答えていきます。
さらに、休養を7種類に分類し、それらを組み合わせて、自分がもっともリフレッシュできる休み方を見つける方法も伝授します。
「日本人の約8割が疲れている」というデータもあります。ただ、世界各国と比べて平均労働時間がとくに多いわけではありません。日本人は「休み下手」なのです。
本書を読んで、単に寝る、休息するといった「守りの休養」から、「攻めの休養」へ今すぐシフトしましょう!
休養学
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2024/12/07 22:08
眠ってりゃ 休養になる わけじゃない
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
「健康づくりの三大要素は『栄養・運動・休養』」(p.4)だが、休養だけが体系化されていない印象である。そこで、日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹が、あるべき休養を探求した本。休養はたくさん寝れば取れるものではなく(睡眠は必要だが)、「『活力』」(p.104)を加えないといい休養にはならず、従って充電されない。休息タイプのような休養もあるが(睡眠も含まれる)、それ以外の6つの「休養モデル」(p.115)も組み合わせて充電を目指すべきである。
2.評価
(1)レビュー筆者は、休養といえば寝ることがメインだと思っていたので、本書の着眼点は気が付かず、いい着眼点だと思った。もちろん、積極的休養として軽い運動をすればいいというのは知っていたが(「アクティブレスト」で検索)、それのみならず人と会ったり趣味を楽しむのも休養になるというのは考えなかった(気分転換にはなるが、休養になると思っていなかったので)。
(2)ハウツーも充実している。「先に休みを確保しておく」(p.190-191)だとか、「手帳を『土曜日』に開く」(p.194にある見出しの表現)だとか、筆者が考えなかった方法が多かった。
(3)以上、休養について興味深い内容の本だったので、5点。
2025/03/12 09:24
わかりやすい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
休むことと眠ることは違うということが、わかりやすく解説されていて、よかったです。休養のとり方の大切さに、気づかされました。
休養学 「休み方」を20年間考え続けた専門家がついに編み出したあなたを疲れから救う
2024/06/08 09:14
これを読んでも疲れはとれない、むしろ読むのに疲れる
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
日経の広告欄に載っていて興味を持ち、読んでみました。疲れの原因を身体の仕組みや原因物質から丁寧に説明してくれていて、単に寝ていれば疲れが取れるのではない、もっと積極的にアクティビティーを取り入れることが休息になると書かれていますが、とにかく読むのに疲れて途中で何度も寝落ちしました。疲れている人は、疲れが解消される方法を手っ取り早く知りたいのではないかと思いますが(少なくとも私はそう思いますが)、一から順を追って説明してくれている感じで、読むのに疲れました。疲れていないけど疲れている誰かのために読むという人や、疲れたときに備えて読むという元気な人向けの本だと思います。