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7件
限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭
著者 ジェレミー・リフキン(著) , 柴田裕之(訳)
資本主義からシェアリング・エコノミーへ
デジタル革命の真のインパクトを読み解く
第三次産業革命のブレーンが描く、衝撃の未来図!
いま、経済パラダイムの大転換が進行しつつある。
その原動力になっているのがIoT(モノのインターネット)だ。IoTはコミュニケーション、エネルギー、輸送の〈インテリジェント・インフラ〉を形成し、効率性や生産性を極限まで高める。それによりモノやサービスを1つ追加で生み出すコスト(限界費用)は限りなくゼロに近づき、将来モノやサービスは無料になり、企業の利益は消失して、資本主義は衰退を免れないという。
代わりに台頭してくるのが、共有型(シェアリング・)経済(エコノミー)だ。人々が協働でモノやサービスを生産し、共有し、管理する新しい社会が21世紀に実現する。世界的な文明評論家が、3Dプリンターや大規模オンライン講座MOOCなどの事例をもとにこの大変革のメカニズムを説き、確かな未来展望を描く。
21世紀の経済と社会の潮流がわかる、大注目の書!日本版向け書き下ろし「特別章」付き!
限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭
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限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭
2023/10/09 10:34
コミュニケーション、エネルギー、ロジスティックでシェアエコノミーが加速する
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Monty - この投稿者のレビュー一覧を見る
時間かかったけど、面白かった。まだモノやサービスの無料とまではいかないのかもしれないけれど、昨今は資本主義からシェアリングへの移行が加速度を増している印象。究極的には地球の環境改善(悪化させない)のため。学びが多い良書。
限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭
2017/02/11 14:23
これからの未来図
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nakano - この投稿者のレビュー一覧を見る
とっても分厚い本です。が、IOT(モノのインターネット)が怒涛の勢いで進んでいる状況を歴史的な流れも含めて概観できる興味深い本です。
子供たちがIPADを当たり前に使い、ソーシャルネットワークサービスをごく自然に楽しんでいる今の日常は、明らかに自分たち(40代)の世代と感覚が違う世界に生きていて、そんな中今のIOTの流れが気になっていたので読んでみたところ、明らかに状況理解は深まりました。ところどころに歴史的考察まで含まれていて時折気が遠くなることもありましたが…、統治の形態として、政府、資本主義市場、コモンズがあり、インターネット社会に向いているのはコモンズ(自主管理活動の場)であるという主張を理解してもらうためにも必要なのかと思います。「コモンズ」という聞きなれない言葉の定義は明確ではなさそうですが、「コミュニティの成員による自主的な管理活動」といった感じなのかと思いました。世界の変化の速さに置いてけぼり感を感じているのであれば一読することをお勧めします。根気がいりますが…。
限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭
2020/05/23 21:52
誰もが作り手で全てが無料に
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
3Dプリンターの普及で、消費者と生産者の境目がなくなる日も遠くなさそうです。音楽・動画・電子書籍だけでなく、電力の無料化という大胆な予想にも驚かされました。