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2件
恐怖の哲学 ホラーで人間を読む
著者 戸田山和久(著)
なぜわれわれはかくも多彩なものを恐れるのか? ときに恐怖と笑いが同居するのはなぜか? そもそもなぜわれわれは恐れるのか? 人間存在のフクザツさを読み解くのに格好の素材がホラーだ。おなじみのホラー映画を鮮やかに分析し、感情の哲学から心理学、脳科学まで多様な知を縦横無尽に駆使、キョーフの正体に迫る。めくるめく読書体験、眠れぬ夜を保証するぜ!
恐怖の哲学 ホラーで人間を読む
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恐怖の哲学 ホラーで人間を読む
2017/05/08 11:30
哲学?脳科学?心理学?
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラーは虚構で存在しないとわかっているのになぜ怖がることができるのか、なぜ人々はホラーという恐怖を楽しめるのか、これらの「心のパラドックス(ノエル・キャロル)」を心理学と脳科学により情動であると評価した哲学書?
恐怖の哲学 ホラーで人間を読む
2021/11/28 22:33
「恐怖」を解体する
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分はホラー映画が極端に苦手で今でもまともに観ていられない。よく知らずに見はじめた映画(ティム・バートンの『スウィーニー・トッド』)で途中退席したこともあるぐらい。この本は哲学者というわりにはくだけた文章だけれど、内容は相応に理屈っぽく分析してくれる。分量も結構あって原初的な情動について少し客観的な視点を得られたような気がする。