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半化粧の恋【イラスト入り】
大正十二年、初夏。待ち続けた男が戻ってくる。侠客・佐賀屋の博徒、日垣 景の思いは複雑だった。美貌ながら、半身を紅い火傷の痕に覆われた彼の通り名は「半化粧の景」。景の、美しく白かった肌と運命とを変えたのは、奉公していた堂島邸の火事だった。その堂島家の長男であり放火犯として服役していた充洋の出所。秘かに慕い続けたかつての主は、景の弟分として任侠の道に入ることを望んだ。主従の反転が、景の想いを蝕む。紅く爛れた半身が、今また恋に灼かれていく――。炎が肌に刻んだ、一生ただ一度の恋。
半化粧の恋【イラスト入り】
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紙の本半化粧の恋
2012/04/27 15:19
主従逆転
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
大正十二年、初夏。
侠客・佐賀屋の博徒、景(受け)の思いは複雑でした。
美貌ながら、半身を紅い火傷の痕に覆われた彼の通り名は「半化粧の景」。
景の、美しく白かった肌と運命とを変えたのは奉公していた堂島邸の火事だったのです。
その堂島家の長男であり放火犯として服役していた充洋(攻め)の出所。
秘かに慕い続けていたかつての主は、
景の弟分として任侠の道に入ることを望んのでした・・・と続きます。
堂島家での充洋との綺麗な思い出と充洋の父に蹂躙された暗い思い出。
博徒になっても充洋への密かな思いを抱いている景。
無論充洋には絶対にそんな素振りは見せません。
充洋の為にこっそり体を売ってしまったりととっても健気で切ない景なのです。
最後は未来ある終わり方で安心しました。
紙の本半化粧の恋
2017/06/30 19:36
再会物、身分差物
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
設定は良いのですが、攻との思い出や火事の前後の描写が少ない上、二人が変わり過ぎてて別人にしか思えませんでした。
攻の存在感があまりなかったです。
出所後喋らな過ぎるし、いつの間にそんなに命懸けの激しい愛を育んだの…?と聞きたくなる感じ。
火事の真相も微妙で。
モヤっとする部分が多すぎました。