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繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史
著者 マット・リドレー (著) , 大田直子 (訳)
経済崩壊、貧困拡大、環境汚染、人口爆発……。メディアを席捲する知識人は、われわれ人類は今にも破滅に向かうと日々嘆く。だが実のところ、こうした悲観的未来予測は200年前から常にあったのだ――ほとんど外れてきたにもかかわらず。各種データを見れば、事実はまったく逆だ。「今」ほど最高の時代はない。そして人類の生活レベルは地球規模でなお加速度的に向上している。なぜか? 有史のある時点で、交換と分業が生まれ、それによって個々の知識が「累積」を始めたからだ。石器時代からグーグル時代にいたるまでを、ローマ帝国、イタリア商人都市、江戸期日本、産業革命期英国、そして高度情報技術社会などを例に、経済、産業、進化、生物学など広範な視点で縦横無尽に駆けめぐる。東西10万年をつうじて人類史最大の謎「文明を駆動するものは何か?」を解き明かす英米ベストセラー。
繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史
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繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史
2013/09/09 12:55
データが全て本当なら…。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
分業が進むことが人類に繁栄をもたらしたという趣旨は非常にシンプルでわかりやすい。明るい未来像を提示してくれるのも楽しいが、データが怪しいというか、恣意的なデータが多いというか。テーマに都合の良いデータを集めた感がある。また、自論に不都合なデータや、論客をことさら悪く言うのもあまりよろしくない。まあ、鵜呑みしないで楽しむ分には面白い本です。
2022/04/17 10:24
昔はよかったか?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
老人は「昔はよかった」とi言いたがるが、ほとんどすべての面で昔よりも現在のほうが快適便利でみんな幸せである。 という主張には納得するところが多い。しかし、この幸せの状態が将来も続く。 という論拠についてはずいぶん恣意的なところも多く疑問点がある。