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3件
君の話
著者 三秋 縋
架空の青春の記憶を植えつけられた青年は、その夏、実在しないはずの幼馴染と出会う。これは、始まる前に終わっていた恋の物語。『三日間の幸福』や映画化作品『恋する寄生虫』の著者による最新作、待望の文庫化。電子書籍版の限定特典として、単行本版のさい書店で限定配布されたスピンオフ特別掌篇「聖地巡礼」を収録!
君の話
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君の話
2022/02/26 15:14
そっと持っておきたい思い出の写真のような作品
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:白月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本の時から好きな作品だったので、文庫も持ち歩くために買おうと決めていました。
単行本の時の雰囲気そのままの表紙で安心しました。
三秋さんの作品に通じている、さみしい愛しさを感じられる、とてもいい作品です。
2022/08/10 07:12
夏のイメージ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半部分 A面は血のにじむような切ない思い、絶望感、虚無感、切羽詰まった気持ち がとても良く表されている。「免罪符が欲しかっただけ」というセリフは実に効果的である。
B面は逆の立場からの謎解き という位置づけだが、謎解きだけにA面ほどの緊迫感 切迫感はないかな。不治の病 という道具立てもあちらこちらで安易に使い古されているので あまり好きではない。終盤もやや冗長。すっぱりと切ったほうが余韻があってよかったのにと思う。
それでも全般的には、同じ作家の「3日間の幸福」と同様に夏のイメージが漂う作品だと感じた。
君の話
2022/03/24 22:10
哀しくも優しい物語
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「実際に起きたことと
起きたかもしれなかったことのあいだに
大した違いはないのだ。」
もちろん極論とわかっていても、
それに共感できる私たちは
幸せの選択肢をより多く持っていると思う。