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三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
アジアに初めてヒューゴー賞をもたらし、世界で2900万部、日本でも63万部を売り上げた『三体』三部作を、劉慈欣を敬愛する中国新世代のSF作家・宝樹が受け継いだ。謎のすべてが明かされる公式スピンオフ! 太陽系侵略をもくろむ三体文明の懐に、人類のスパイを送るという「階梯計画」の主人公となった孤独な男・雲天明(ユン・ティエンミン)。彼はいかにして三体文明のもとで過ごし、程心(チェン・シン)の前に現れたのか? シリーズ完結篇である『三体III 死神永生』で描かれたさまざまなできごとの裏側、知りたかった事件がすべて描かれる。
三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
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三体X 観想之宙
2022/09/25 14:55
「三体」作者公認の公式二次創作
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
AAが実は…とかはいかにも二次創作感あってなかなかすごいなと思ったが、本編ではあまり詳細が語られなかった雲天明が見た三体人の文化や外見についてはかなり面白く感じた。作者への感謝と愛が溢れるオチも好き。あと智子の本国での人気がどういうものだったかがなんとなく垣間見えて笑ってしまった。
三体X 観想之宙
2022/09/11 21:31
二次創作の鑑ですね
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:忍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
三体3の終盤の流れに納得できないところがあり、フラストレーションを抱いていたのですが、この作品を読んで、ある程度は納得できるようになりました。ラストの仕掛けは、ありがちな流れではありましたが、二次創作者から一時創作者への感謝がストレートに伝わりました。
2023/01/18 04:14
二次創作のモチベーションは万国共通!?
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投稿者:たこい - この投稿者のレビュー一覧を見る
『三体』が好き過ぎた著者がオリジナルで語られなかった要素をオレ補完したら、公式になっちゃった(笑)!?
著者がまえがきで述べる通りの「2次創作」感溢れる傑作。
原作への愛が溢れすぎた「オレ完結編」という点では、インターネット黎明期の古のエヴァンゲリオンファンサイト「日刊アスカ」から生まれ同人誌にまでなったエヴァの2次創作、本田透『夏へノ扉』を懐かしく思い出した(本田氏も後に作家/ライターとしてデビューされたものだった)。
共通するのは、説明のための会話が延々と続く(笑)ところと、原作が描かなかった要素を力技で何とかする構築力かな。
とはいえ、本作には本格SF要素もたっぷりあるので、後のプロのSF作家としての活躍の萌芽はここにもしっかりある。