電子書籍
災厄の絵画史 疫病、天災、戦争
著者 中野京子
ベストセラー「怖い絵」シリーズ著者最新作!
パンデミック、飢餓、天変地異、戦争……
人類の歴史は災厄との戦いの歴史でもある。
画家たちは、過酷な運命に翻弄され、抗う人々の姿を描き続けてきた。
ムンクは疫病で死にゆく者が生き残る者へ示したあふれる愛を、
ミレイは天災から立ち直ろうとする若者の強靱さを、
ゴヤは怒りでいっぱいになりながら人間の蛮行を、
それぞれキャンバスに塗り込め、叩きつけた。
本書は、そんな様々な災厄の歴史的背景を解説しながら、現在も人々の心をつかむ名画の数々を紹介する。
災厄の絵画史 疫病、天災、戦争
05/16まで通常1,210円
税込 847 円 7ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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2023/04/29 12:07
災いの種類は様々
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
数々のわざわいを絵画に描いた。その紹介。
疫病、天災、戦争、人類の歴史の上で様々な災厄が絵に描かれてきた。天使は神のみつかいであるので、神の怒りである災いをも連れてくる。うつくしも残酷な天使の姿。山と築かれた骸骨。病に斃れる偉人、無邪気な子どもに迫る危機。
絵画といっても胸に迫る。
見開きページで絵画の真ん中が上手く見えないのが難。
2023/02/08 17:48
疫病・天災・人災 そして戦禍
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の「ローマのペスト」が象徴する災い、それらを描いた絵画たち。
「ローマのペスト」では悪魔に人間の命を奪うように指示するのは天使。
つくづく天は無情なのだ。
今まで疫病も天災も戦禍も、多彩な絵画が描かれてきた。
コロナと醜い欲望による戦禍の現代は後にどう描かれるのか。
某軍事超大国が引き起こした戦争を主題にヴェレシチャーギンの「戦争礼賛」のような生まれてくるのか、見届けたい気持ちがある。