- みんなの評価
15件
伊藤くんA to E
著者 柚木麻子
美形でボンボンで博識だが、自意識過剰で幼稚で無神経。人生の決定的な局面から逃げ続ける喰えない男、伊藤誠二郎。彼の周りには恋の話題が尽きない。こんな男のどこがいいのか。尽くす美女は粗末にされ、フリーターはストーカーされ、落ち目の脚本家は逆襲を受け……。傷ついてもなんとか立ち上がる女性たちの姿が共感を呼んだ、連作短編集。
伊藤くんA to E
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2020/12/13 10:53
ストーリー構成が凝っている
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリー構成に相当な工夫が凝らされた作品である。連作短編集の形をとっていて語り手は常に女性。語られるのは「伊藤君」。読み始めはダメ男に振り回される単なる恋愛ものかと思っていたが、話が進むにつれてどんどん心をえぐるようなストーリーになってきた。
最も力が入っているのは最終章。5人目の女性に創作者としての悩みを語らせているが、この作品の作者本人の悩みを語っているのだろうなと感じた。私小説的な臭いもする。
2017/12/27 22:55
伊藤くんA
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チョラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
柚木さんの作品を初めて読みました。
読みやすく、登場人物一人ひとり自分なりに想像しながら入り込むようにサクッと読み終えてしまいました。
他の本も読んでみたくなりました^^
2019/01/26 17:39
ドラマでは
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
まるで「ゴドーを待ちながら」のように伊藤君が登場しないまま終わり、映画で、ついに伊藤君登場(岡田将生)映画では伊藤がなぜあんな感じなのか、確信を突かれて崩壊しそうになってましたが、原作の伊藤は、また違っているのかな?
読むのが楽しみ!