- みんなの評価
8件
アリアドネの声
著者 井上真偽
巨大地震発生。地下に取り残された女性は、目が見えず、耳も聞こえない。
光も音も届かない絶対的迷宮。
生還不能まで6時間。
想像の限界を超えるどんでん返し。
救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。ほとんどの人間が避難する中、一人の女性が地下の危険地帯に取り残されてしまう。それは「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱え、街のアイドル(象徴)して活動する中川博美だった――。
崩落と浸水で救助隊の侵入は不可能。およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう。ハルオは一台のドローンを使って、目も耳も利かない中川をシェルターへ誘導するという前代未聞のミッションに挑む。
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アリアドネの声
2023/05/30 02:17
まちがいのない傑作
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きゃさい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゲラで読了
いやーおもしろかった
震災で取り残された目も耳も不自由な女性をドローンを使ってどうやって救い出すのかというミステリー
ドローンの描写は緻密で作者が相当に勉強していることがわかる
二転三転する展開にハラハラドキドキのストーリー
これでラストも良ければ傑作...と思っていたらこれは大傑作だった!
感想を語り合いたくなる一冊
アリアドネの声
2024/01/15 21:31
災害救助ミステリー
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
珍しいテイストの小説だった。ミステリと災害救助を上手くかけ合わせたような作品で、どんでん返しもうまかった。しかし、直近の方舟と比べると衝撃度は落ちる。
2023/09/07 17:03
臨場感が味わえた作品
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドローンの操縦にしても三重障害の人間の描写にしても、簡潔でわかりやすく飽きずに読めた作品でした。