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5件
全員犯人、だけど被害者、しかも探偵
著者 下村敦史
ビブリオバトルの3世代3大会のグランドチャンプ本にも選ばれた『同姓同名』の著者が新たに仕掛ける、
多重推理しかも密室しかもデスゲームだけど……
下村ミステリはフツーじゃ終わらない!
「私が犯人です!」「俺が犯人だ!」、全員犯人です!
社長室で社長が殺された。それに「関わる」メンバーが7人ある廃墟に集められる。未亡人、記者、社員2人、運転手、清掃員、被害者遺族ーー。やがて密室のスピーカーからある音声が流れる。「社長を殺した犯人だけ生きて帰してやる」。犯人以外は全員毒ガスで殺す、と脅され、7人は命をかけた自供合戦を繰り広げるがーー。
全員犯人、だけど被害者、しかも探偵
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2024/12/29 01:52
面白かった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブレーキに欠陥がある電動自転車を販売したとして世間に非難され会社の社長が自殺した。
その件の関係者が手紙で山奥の廃墟に集められ、閉じ込められる。
「48時間後に毒ガスが散布される。社長を殺した犯人だけが生き延びる」。
突如始まったデスゲームに集められた7人は生き延びるために次々と自分が犯人だと自白をはじめ、他者を蹴落とすためにその自白の粗探しを行う探偵となる。
ゲームマスターの思惑や事件の真相とは。
タイトルに興味を持って読んだけど、面白かった。
そして最後までタイトル通りの内容だった。
2024/12/03 12:23
タイトルに惹かれて…。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆめこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「犯人だけが助かる」という状況の中で、集められた人々がとった行動とは?
タイトルに惹かれて読みました。近年の情報化社会とも絡めてあって面白かったです。
2024/10/06 14:30
告白、否定、上書き
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
不祥事を起こした会社の社長の死亡を巡って、死に追いやった関係者たちを監禁し、犯人を絞り込む。
本人による告白、それを他の人が否定し、さらに上書きする。真犯人は誰なのか?
言い争いや矛盾点の追及の中からいろいろ想像するけれど、真相が意外過ぎて「ありか?」ってなるよ(笑)
後から考えると「なるほどねぇ」とは思うけど。みんな何かしら悪いやつなので、これもありかって無理やり納得。