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26件
山女日記
著者 湊かなえ
こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。拭いきれない姉への劣等感。夫から切り出された別離。いつの間にか心が離れた恋人。……真面目に、正直に、懸命に生きてきた。なのに、なぜ? 誰にも言えない思いを抱え、山を登る彼女たちは、やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。新しい景色が背中を押してくれる、感動の連作長篇。
残照の頂 続・山女日記
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2024/10/29 16:54
素晴らしい本です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
登山に挑む様々な女性の短編集です。各話の登場人物同士に繋がりがあったり、再登場したりと奥行きのある物語になっていますね。
2024/10/29 16:19
素晴らしい本です
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
コロナ禍を経ての作品です。山の魅力と女性の心の機微の表現がうまいです。個人的には母と娘で立山・剱岳を目指す章が好きですね。
2022/08/03 16:20
山に行けなくても
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投稿者:うみしま - この投稿者のレビュー一覧を見る
山登りなんて!と若い頃は、見向きもしなかったのに、どうして中高年になると山に登りたくなるのでしょうか。ご多分に漏れず前作を読んで、にわか山女を目指したところが、体力不足とコロナ渦でまったく山には行けなくなりました。前作と異なり、いろいろな事情から山から遠ざかってしまったり、山を諦めようとしたりした「山女」の物語が本作です。短編集なので、どの物語から読んでも楽しめると思います。やはり一番好きなのは、表題作「残照の頂」です。難しい題材にチャレンジされている本作ですが、それ以上に湊さんの登山の描写が圧倒的で、息詰まるような一瞬一瞬を切り取っていて圧巻でした。