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6件
基礎から身につく「大人の教養」
本書は、東京藝術大学で実際に行われている講義に基づいて作られた西洋美術の入門書です。通史的に作品を概説するのではなく、著者の視点で選んだ個々の作品について、そこに込められたメッセージをわかりやすく読み解きます。クローズアップや補助線の導入など、読者の理解を助けるビジュアルも多用。楽しみながら、知らず知らずのうちに鑑賞眼が鍛えられることを意図しています。カルチャー・センターなどでは学べない作品も多数掲載。
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東京藝大で教わる西洋美術の見かた
2022/03/23 12:31
対象は初心者ではなく初級以上
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:.ばっは - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生時代「美術館でぇと」を断ってしまった後悔から、上野が徒歩圏であることもあり美術館通いを始めて数十年。
この本では初見の先品も多くなく、自分にとって興味の対象外である印象派が全く、近代現代がほとんど取り上げられていないことも幸いして「藝大の講義」全15講が楽しく読めた。
西洋美術を見る・理解するには背景となる歴史や宗教、他の時代や他の作家との関連、等々広い知識があるほど楽しめる。
この本は参照先の頁表記や画像の他頁再掲載など親切で、参考文献や掲載作品リストも付いていてとても良い。
絵の大きさが書かれていたら更に良かった。
通史ではないと断っているが章立ては時代順だから結果、美術史としてとらえる事が出来る。
ただ、帯の「これが藝大の美術史だ」はちょっと煽りすぎ。
1.古典古代と中世の西洋美術
2.ジョット
3.ロベルト・カルピン
4.ファン・エイク兄弟
5.ラファエッロ
6.デューラー
7.レオナルド
8.カラヴァッジョ
9.ピーテル・ブリューゲル父
10.ゲインズバラとレノルズ
11.ナザレ派 プフォルとオーヴァーベック
12.アングル
13.ラファエル前派
14.シャルフベックとハマスホイ
15.ヴァン・デ・ヴェルデ
2024/12/30 17:14
うれしくなります
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代から近代までのローマの盛衰を人口の推移から考察して14人の人物でたどった通史です。ローマ帝国で5人、中世2人、ルネサンス3人、近代にかけて4人の人物からの内容です。素晴らしいの一言です。
教養としてのローマ史入門
2023/03/31 14:24
古代ローマから現代へ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
永遠の都ローマをよく知るために必要なのは、ローマという都市が歩んだ歴史。古代ローマの時代から、第二次世界大戦後にいたる歴史を、11人の人物をピックアップして、描き出す。塩野七生の書籍で、そのほとんどは知っているつもりでいたが、宗教改革時代のベルニーニやスウェーデン女王クリティーナについては、知らないことばかりだった。もう海外渡航することはないだろうけれど、ローマの街中に点在する史跡を想像しながら、楽しく読むことができた。