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1件
古典つまみ読み 古文の中の自由人たち
著者 武田博幸 著
大学受験古典の最強講師による古典案内。「自由人」をキーワードに面白い名作をセレクト。やさしく丁寧な解説。人生を味わい尽くした大人だからこそ、より深く古典を楽しめる!
古典つまみ読み 古文の中の自由人たち
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古典つまみ読み 古文の中の自由人たち
2020/05/07 11:17
「人間の生き方」を古典の名作から考えた一冊です!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私たち人間のもつ不器用さの中にある愛おしさ、また人間が自由奔放に生きられる理由など、人間の生き方を古典文学から読み取ろうした画期的で、興味深い一冊です。同書には、『宇治拾遺物語』(尼とばくち打ち)、『平家物語』(主人の御供を拒む家来)、『枕草子』(恋する貴公子)、『源氏物語』(生彩を放つ少女)、『芭蕉翁頭陀物語』(たくらむ俳人)、『大鏡』(死に際に弟を降格させた兄)、『更級日記』(物語と猫と姉妹)、『閑居友』(世塵の中で道を求めた僧)、『発心集』(笛を吹いて明かし暮らす法師)、『保元物語』(武門源氏の子息の覚悟)、『建礼門院右京大夫集』(滅び去った恋人たちへの思い)、『徒然草』(兼好法師の交友論)、『山家集』(心の月を磨く人)、『良寛全集』(ひとり遊びの精神)といった14の古典名作が収録され、とっても読み応えがあります。