- みんなの評価
6件
これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン
著者 太田啓子(著)
男の子にこそきちんと話そう、性やジェンダーのこと。
「男らしさ」の呪縛は何歳から始まる? わが子をセクハラ加害者にしないためには? 性差別に怒りを燃やしつつ男子2人を育てる弁護士ママが悩みながら考えた、ジェンダー平等時代の子育て論。
【対談】
小島慶子(タレント・エッセイスト)
清田隆之(桃山商事代表)
星野俊樹(小学校教師)
【目次】
1章 男の子の日常にかかるジェンダーバイアスの膜
2章 男の子にかけられる呪い
清田隆之さん(桃山商事)に聞く 男子って、どうしてああなんでしょうか?
3章 セックスする前に男子に知っておいてほしいこと
星野俊樹さん(小学校教員)に聞く 多様性が尊重される教室をつくるには?
4章 セクハラ・性暴力について男子にどう教える?
5章 カンチガイを生む表現を考える
小島慶子さん(タレント・エッセイスト)に聞く 母親として、息子・娘たちに何を伝えられますか?
6章 これからの男の子たちへ
【著者】
太田啓子
弁護士。2002年弁護士登録、離婚・相続等の家事事件、セクシュアルハラスメント・性被害、各種損害賠償請求等の民事事件を主に手掛ける。
これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン
2021/11/18 15:07
有害な「らしさ」に目を
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
「男らしく」「女らしく」といったステレオタイプの押し付けに、違和感を覚える若い人は増えているようだ。
自分自身は「らしく」あるためにいろいろしんどい経験をしてきた世代だ。
著者の弁護士・太田啓子さんも世代的にはステレオタイプが刷り込まれた世代だとは思うが、男児の子育てをする中で、子どもの頃から無意識に刷り込まれた価値観が性差別的な社会を生むと、あらためて気づき、警鐘を鳴らしている。
さまざまな視点が率直に示されており、男の子を育てる親が読んでも、男の子(ジュニア世代)が読んでも、たくさんの気づきを与えてもらえると思う。
ジェンダー平等への意識は高いほうだと思っていても、まだまだ「らしさ」に呪縛されている自分に気付いた。自らの言動が「有害ならしさ」を生まないよう常に自問しなくてはならない。
肩肘張らず読めるので、ぜひ広く読まれますように。
これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン
2022/05/14 13:24
これからの男の子たちへ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
男の子が苦手で自分が苦手としている男の子に育たない様にとよんでみました!
昔が悪い時代だったとは思いませんが今思うとしずかちゃんの入浴シーンなど考えさせられるなと。大人がきちんとアップデートしなければと思いました。
これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン
2022/01/29 13:24
既に男の子でない年齢の男性でも読む価値があります。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:二足歩行モアイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんどんと社会が変化していく中でいわゆる「有害な男らしさ」を抱えて生きている男性はどんどん生きづらくなっていくでしょう。しかしそれは誰かの生きづらさの上に自分が生きていたことの証。昨今、セクハラ発言や企業の炎上広告など様々な問題が起こったりしますが、それが何故問題なのかが分かる本です。周囲の男性を見ていても同様な差別発言やセクハラ発言を何の疑いもなくいう男性はいます。そういう人たちは何が問題か分からないままで自然と考え方が変わって行くしかないのだと思います。これからの社会を男性としてどう生きて行くべきか。これからの若い世代だけではなく今、この社会で生きている男性にあまねく必要な一冊だと思いました。変わるなら今です。