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イノベーション 破壊と共鳴
著者 山口栄一 (著)
膨大なインタビューに基づくケーススタディを通して「パラダイム破壊型イノベーション」という新しい概念を提示する。『イノベーションのジレンマ』に挑む意欲的な一冊。
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イノベーション破壊と共鳴
2008/04/24 21:03
物理屋のための (?!) イノベーション論
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は農地地価などのデータを入手して,それをみずからコンピュータで分析し,十勝地方に「特異的に,農業が産業として成立」していることをみいだした.そして,その謎をとくために現地にでかけて取材している.こうした努力の末に書かれたのがこの本である.この本の最後では国政における自民党と民主党,有権者の行動なども分析されている.
とはいっても,この本がおもにあつかっているのは半導体材料におけるイノベーションである.みずからもかつてつとめていた大企業でイノベーションのたねが死蔵されている状態からぬけだすカギをもとめて,有名なクリステンセンの理論に異をとなえている.とはいえ,物理屋でも半導体屋でもないソフトウェア屋の私には,ここからイノベーションをおこすカギをみつけるのはむずかしい.