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2件
アムンセンとスコット
著者 本多 勝一
人類未踏の地が極点を残すのみとなった20世紀初頭。南極点到達に向け、ノルウェーのアムンセン隊とイギリスのスコット隊が出発した。敗れた側が全員遭難死するという悲劇的結末を迎えた歴史的レースが「なぜそうなったか」詳細に追う。
アムンセンとスコット
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アムンセンとスコット
2022/01/20 21:01
同時期に南極点をめざした二人
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
20年以上ぶりに読んだ本多氏の本
厳しい、実に厳しい
南極探検も厳しいが、著者も厳しい
これぐらいの厳しさでなければ、探検で散らした命に触れることなどできないだろう
アムンセンとスコット
2022/01/15 12:59
成功する組織と失敗する組織
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある程度の年齢以上の層であれば本多勝一氏を知らぬ者はいないであろう。朝日を代表する記者であった著者の文庫新刊が刊行されたとのことで、早速手にするが装丁だけで過ぎ去った青春を思い起こし感慨に浸れる。本書は南極店初踏破を競い、勝者となり無事に帰還したアムンゼンと敗者となり帰還途上で全滅したスコットの勝敗を分けた原因は何だったのか。スコットは目的を明確にできず、外部環境の分析が不十分で、準備もピント外れ。このため些細な不測の事態に対応できず。その積み重ねでの破滅は当然の帰結だと思う。期待以上の面白さだった。