- みんなの評価
3件
セーデルホルムの魔女の家
妖精の姿を見ることができるメルヴィは、各地の御邸を転々としながら働く派遣型のハウスメイド。今回の仕事は、冬の休暇を別荘で過ごすためにやってきた軍人アダム・スペンサーと、養い子ケイトリンの身の回りの世話をすること。契約期間は一か月。何人ものメイドを辞めさせてきたという癇癪持ちの少女も、どうやら妖精の姿が見えているようで――。感情を表に出すことが不得手な軍人とその養い子の少女と、他人の心の声が聞こえてしまう不思議なちからを持つメイドが、精霊信仰が息づく地で過ごす、冬のひと月の物語。
セーデルホルムの魔女の家(一二三文庫)1
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
セーデルホルムの魔女の家
2023/09/30 09:49
続きが出たら読みたいなぁ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
亡くなった友人の子どもケイトリンを引き取った軍人アダムーの元へ、短期メイドとして派遣されたメルヴィ。
癇癪持ちと噂だったケイトリンは、メルヴィと同じく妖精が見える目を持っていた。
メルヴィは傷ついたケイトリンに寄り添いながら、妖精との付き合い方を教えていく。
数少ない同朋に親身に接するうち、メルヴィもまた居場所を得る話。良い話だったな~。
起伏はないが、優しい話で読みやすく面白かった。
途中から恋愛に舵を切られたおかげでアダムとの時間が多く、ケイトリンとの交流が描かれなかったのが残念だ。
続きが出たら読みたいなぁ。
2023/12/25 12:05
そして幸せに…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
勝手にイギリスの片田舎でのお話しだと思って情景を浮かべながら読んだ。
人とは違った能力を持っているゆえに哀しい過去を持つ派遣型のメイド・メルヴィが派遣された先で、同じような能力を持ち誤解されかたくなになっている少女・ケイトリンの力になろうと…。
ケイトリンとのかかわりや不器用で一見不機嫌に見える雇い主・アダムとの交流、妖精たち、自称兄、ちょっと不思議でほのぼの暖かい物語。
2024/08/17 14:08
ほっこりほのぼの系
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界観が良かったし文章が読みやすかった、けどとくに盛り上がりもなく惹かれる部分もなかった
前半はケイトリンメインのお話で問題は解決してしまったからか、後半はケイトリンがほとんど物語に絡んでこなかったのが残念だった
メルヴィもアダムも他人を寄せ付けない割に想い合うようになったらわりとあっさりくっついてびっくり
執事のポールさんやユエル先生とコルト兄さんなどサブキャラがよかったのに出番が少なくて残念
あとがきの「(あとがきは)作家さんの個性が詰まっていて、自分との親和性を見出しやすいからではないかなと思っています」には同意した