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神を創った男 大江匡房
著者 加門七海
平安時代後期の官僚であり、歌人としても活躍した大江匡房。
宮廷儀礼の参照元となった有職故実書『江家次第』を著し、神仏への信仰の礎を作るなど、後世に大きな影響を及ぼす多くの業績を残した。
しかし、秀でた官人としての顔の一方で、大江匡房は鬼、土蜘蛛、御霊、傀儡、占い、呪術、陰陽道などと深くかかわり、菅原道真や小野篁、吉備真備といった伝説的人物にも心を寄せた。
その理由はなんだったのか?
未来を予言する詩といわれる『野馬台詩』の読解に込められた秘密とは?
謎多きこの人物に、伝承や怪異に造詣が深い作家・加門七海が史実をもとにした大胆な推理で迫る!
神を創った男 大江匡房
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大江匡房 神を創った男
2023/06/19 08:01
大江匡房という男
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
大江匡房という平安中期の博覧強記の政治家の存在は知らなかった。しかし、読み進めれば、藤原氏から政敵とみなされながらも、栄達を遂げ、失脚することはなかった不思議さがにじむ。「神道」「絵馬」という言葉を初めて文に残した男でもある。自らの出自が、土師氏さrには出雲系であるということを考えながら、平安京の中で、立場を創り生き抜いたのだと思う。第三章「邪馬台詩」の解読の試みは、中途半端で、よく理解できなかった。
大江匡房 神を創った男
2024/04/02 16:37
広がり過ぎた
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうも色々と広げ過ぎて収拾がつかなくなった感じがして読んでいてなんか疲れる一冊に。
特に邪馬台詩のくだりはさっぱり。
いつかちゃんと読み直してみれば理解できるだろうか。