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3件
生理用品の社会史
著者 著者:田中 ひかる
太古は植物、貴族は絹、脱脂綿、タンポン、ビクトリヤ……生理用品の史料を研究し、歴史をひもとく。さらに日本の生理用品史に大きな革命をもたらしたアンネナプキンの誕生、そして現在に至るまでを描く。
生理用品の社会史
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生理用品の社会史
2021/01/08 11:19
女性をテーマに幅広い執筆活動を続けられている田中ひかる氏の生理用品の発展史を解き明かした画期的な一冊です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、女性をテーマに幅広い執筆活動をされており、『月経と犯罪 女性犯罪論の真偽を問う』、『月経をアンネと呼んだ頃 生理用ナプキンはこうして生まれた』、『「オバサン」はなぜ嫌われるか』、『「毒婦」和歌山カレー事件20年目の真実』、『明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語』などの著作で知られる社会学者の田中ひかる氏の作品です。同書は、日本女性の生活を大きく変えた画期的な商品「アンネナプキン」に始まる生理用品の歴史について書かれた画期的な書です。「アンネナプキン」の誕生は、ほんの50年ほど前のことですが、女性の社会進出を支えた商品開発の裏には、一人の女性経営者の一筋縄ではいかないドラマがあったそうです。植物、絹、脱脂綿、ビクトリヤなど、不便で不快だった古い経血処理の方法から、欧米ほどタンポンの使用が普及しなかった理由までを克明に解き明かしてくれます。一大ビジネスへと発展した、女性史にとどまらない日本社会の変遷の一冊です!
生理用品の社会史
2021/03/31 12:06
読み応え十分
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさしくアンネ世代の私。その後ロリエに変わったことを思い出した。
戦前は大変だったと思っていたが、妊娠を繰り返しているとあまり生理がめぐってこなかったというのにびっくりした。
また、布ナプキンというのも初めて聞き、最近の「生理の貧困」というのは布ナプキンを使えばある程度解決するのではないか?と思った。
ナプキンに変わるときに変われなかったことと同様に、使い捨てナプキンから脱却できないでいることもなんかなぁ と思った
生理用品の社会史
2021/08/10 16:55
ナプキンがない時代
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
どういう風にしていたのか長年気になっていたのでクリアになりすっきりしました
昔の人の生活は想像を絶する。ストレスがすごそう。
前半、詳しいイラスト等があれば☆5でした。文字では想像できなかった
アンネナプキンのポスターは素敵なものばかりでした