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6件
ザイム真理教
著者 著者:森永 卓郎
やさしく、やわらかく、面白く、日本経済に警鐘を鳴らす本。
■それは信者8000万人の巨大カルト
「大蔵省(現財務省)の奴隷だった」という自身の実体験をもとに、
宗教を通り越してカルト教団化する財務省の実態をあばき、
その教義を守り続けて転落し続ける日本経済&国民生活に警鐘を鳴らす、森永卓郎による警世の書。
~旧大蔵省時代を含めて、財務省が40年間布教を続けて
きた「財政均衡主義」という教義は、国民やマスメディア
や政治家に至るまで深く浸透した。つまり、国民全体が財務省に洗脳されてしまったのだ!(本文より)~
ザイム真理教
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ザイム真理教 それは信者8000万人の巨大カルト
2024/02/29 21:07
信者はどれくらいいるか?
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本経済のこの30年の解釈はいろいろあるのだろうが、人口減少と消費税などの増税によるものがわかりやすく、説得力があるようだ。GDPの5~6割は個人消費なのだから、収入が減るとか消費が少なくなるとかの要因は大きいように思う。
著者は消費税の導入と実質賃金の関係図を示して、これが主要な原因だという。そして30年ほど前の消費税導入前と現在の家計を比較して、消費税がなければ家計の手取額は増えているのに消費税差し引き後には-4.6%となると示す。
国の予算は現在の経済状況下では国債に頼らなければ成立しないが、これなしでは縮小化が加速されるだけだ。国債に関する日銀の購入ルールやその扱いについて著者によって知ることも多かった。通貨発行益に関しては知らなかったことだ。著者の説明は一つ一つ納得のいくものだ。
程度問題はあるにせよ、経済の動向によって柔軟に適時適切に対応することが政治家政府の役割だろう。そのためには基本的な知識、認識が必要なことは論を待たない。
2025/02/21 19:26
現在進行形のザイム真理教
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブルー - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読んで、現在問題になっている、103万円の壁等に対する政府与党の態度が正にザイム真理教の問題なのだと腑に落ちました。森永さんのご冥福をお祈りします。
ザイム真理教 それは信者8000万人の巨大カルト
2023/07/23 04:57
題名の勝利
11人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短期間に版を重ねる大ヒット
内容は森永氏が過去の著書やラジオ等で話している事が多い。
ヒットの一番の要因は題名とユーモラスな表紙イラストだと思う。
財政均衡主義が正しいか間違っているかは判断が分かれるが、現在の日本が「将来世代にツケを残さない」といいながら肝心の将来世代が生まれないという状況になっているのに、財務省が気候主義をやめないのは「真理教」と揶揄されてっもしかたないと思う