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3件
変身
著者 フランツ・カフカ(著) , 川島隆(訳者)
平凡なサラリーマンがある朝、巨大な虫けらに変身した状態で目覚める──。不条理文学の旗手か、不器用なサラリーマン作家か。新たなカフカ像にもとづく新訳と訳者解説によって、不朽の名作がよみがえる。
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変身
2022/09/23 09:21
違和感だらけ
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マンゴスチン - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の語り口の温度感が冷めすぎてて違和感。私の期待していた、よくあるような展開にはならなかった。
ある日突然虫になってるのを見た家族は、それが彼だとなぜすぐ分かるんだ?食べられたんじゃないかとかどこかに逃げたんじゃないかとか思ってまずは探しそうだけど。。
「障害者と健常者は平等である」という幻想を体現させられた気持ち。
結構な違和感だらけ。
変身
2022/05/17 15:40
新訳、訳者の解説が良い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
超有名な小説だが、読むたびに発見、というか新たな感覚?がある。
最初に読んだときはシュールで悲しい話だと思い、その次は意味不明で笑えもした。
今回も不思議な感覚は相変わらずだが、理詰めで答えを探そうとして疲れてしまった。
本書は川島隆氏の訳。訳者の解説が非常に分かりやすく、良かった。
変身
2022/04/22 21:38
虫になっても仕事に行きますか。
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投稿者:hachiroeto - この投稿者のレビュー一覧を見る
名前は有名でも、案外読んだことがない人が多いんじゃないかと思う。でもそれはもったいない。特に、大人になってから読み直すと面白い。突然虫になったザムザが、どうやって出勤しようか考えるところとか、家族がザムザをどうしたもんかと冷静に話すところとか。なんだかザムザが他人事じゃなくなってくる、案外に切ない小説でもあるのである。