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4件
この本を盗む者は
著者 深緑野分(著者)
“本の街”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父を持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めているが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれたことで本の呪いが発動し、町は物語の世界に姿を変えてしまう。泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った深冬は、不思議な少女・真白とともにさまざまな物語の世界を冒険していく・・・・・・初めて物語に没頭したときの喜びが蘇る、胸躍るファンタジー。
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この本を盗む者は
2023/07/15 15:20
流石
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃんぱり - この投稿者のレビュー一覧を見る
深緑野分さんは「ベルリンは晴れているか」以来でしたが流石でした。
本作は設定はファンタジー的ですがしっかりミステリしています。
若者向けの雰囲気ですがおじさんも楽しめました。
新海誠監督のアニメ作品になりそう。
ひとつ作者にお願いがあります。
ぜひ銀河英雄伝説列伝の次回作の執筆をお願いします。もちろんミステリで。
この本を盗む者は
2023/11/16 23:04
コミックから原作へ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
コミック版を読み、文庫版へ。
曾祖父が遺した御倉館。
そこは曾祖父が自ら蒐集した本を保管するために建てた館。
地域の人達に解放し、図書館の様な役割を果たし、その縁により、街には本にまつわる店が増え、本の街と言わしめるほどになったが、娘のたまきは他人が本に触れることを嫌い、あることが切っ掛けで、御倉館を封鎖してしまう。
たまきが御倉館から本を盗む者に向けて掛けた呪い、ブックカース。 たまきの死後、その呪いに孫娘の深冬が巻き込まれ、本を盗んだ者を捕まえるために不思議な世界で活躍するストーリー。
相棒の真白、いつも寝てばかりいる叔母のひるね。
彼女たちの正体とは。
コミック版を読んだ後なので、ストーリーはしっくりと入ってくる。
本嫌いの深冬と不思議な少女真白の冒険。
いきなり非現実的な世界に放り出される深冬と、それを助ける犬系少女真白。
最後の展開は夢か現か幻か。
現だと大団円と言えるかと。
コミック版、良く描かれていたんだなと思う内容でした。
この本を盗む者は
2023/09/20 00:49
ファンタジー
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読長町の真ん中に位置する
閉ざされた書架、御倉館。
ここから本が盗まれると、
町を巻き込んだ呪い(ブック・カース)が発動する――
とても面白かった。
そして非常に読破に時間がかかった。
小説で読む物語ではなかった。
アニメになったら改めて楽しみたい。
呪いが発動するたびに世界が塗り替わるため、
その描写に紙幅が費やされてしまって
なかなか物語がすすまない。
ラストはさすがにきっちり盛り上がるけれど。