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12件
今昔百鬼拾遺 河童
著者 著者:京極 夏彦
「そうですね。その河童が――誰かと云うことです」
「河童が誰かって、中禅寺さんあんた」
小山田は顔を顰めた。
昭和29年、夏。
複雑に蛇行する夷隅川水系に、次々と奇妙な水死体が浮かんだ。
3体目発見の報せを受けた科学雑誌「稀譚月報」の記者・中禅寺敦子は、薔薇十字探偵社の益田が調査中の模造宝石事件との関連を探るべく現地に向かった。
第一発見者の女学生・呉美由紀、妖怪研究家・多々良勝五郎らと共に怪事件の謎に迫るが――。
山奥を流れる、美しく澄んだ川で巻き起こった惨劇と悲劇の真相とは。
百鬼夜行シリーズ待望の長編!
今昔百鬼拾遺 河童
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今昔百鬼拾遺 河童
2021/10/31 14:50
河童
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作『鬼』も面白かったですが、今回の方が百鬼夜行シリーズっぽさを感じたり。たぶん多々良先生の蘊蓄のおかげ。オチもよかったなあ。ところで京極堂たちメインキャラクターが前作では栃木、今作では東北で何やら事件に巻き込まれているらしいというのは、もしかして長編新作の刊行予定があるのでしょうか。気になる…!!
今昔百鬼拾遺 河童
2021/08/25 11:29
百鬼夜行シリーズ最新作
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:向日性の未来派娘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
3社横断3ヶ月連続刊行の第二弾。
シリーズお馴染みのキャラクターが出てくるのが嬉しい。
3社横断なので表紙の質感がそれぞれ違いますね。
今昔百鬼拾遺 河童
2019/07/19 00:04
安心の絵解き
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎度ながら、奇ッ怪な事件で、
これにどんな納得の結末がと思ってしまうけれど、
さすが信頼と実績の京極さん。
歴史上の事実と
民俗学的な“河童”の両面の
見事なまでの融合を見た。