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5件
死亡遊戯で飯を食う。
著者 鵜飼有志(著者) , ねこめたる(イラスト)
目を覚ますと、私は見知らぬ洋館にいた。メイド服を着せられて、豪華なベッドに寝かされていた。寝室を出て、廊下を歩いた。食堂の扉を開けると、そこには五人の人間がいた。みな一様に、私と同じくメイド服を着せられていて、少女だった。〈ゲーム〉の始まりだった。吹き矢、丸鋸、密室に手錠、そして凶器の数々。人間をあの世にいざなうもので満ち満ちている、そこは〈ゴーストハウス〉。館に仕掛けられたトラップのすべてをくぐり抜けて脱出するしか、私たちの生き残る道はなかった。絶望的な現実に、少女たちは顔色を悪くする――――ただ一人、私だけを除いて。なぜかって? そりゃあ――私はこれが初めてじゃないから。プレイヤーネーム、幽鬼【ユウキ】。十七歳。自分で言うのもなんだけど、殺人ゲームのプロフェッショナル。メイド服を着て死の館から脱出を図ったり、バニーガール姿でほかのプレイヤーと殺し合ったり、そんなことをして得た賞金で生活している人間。どうかしてるとお思いですか?私もそう思います。だけど、そういう人間がこの世にはいるんですよ。おととい励まし合った仲間が、今日は敵になる。油断すれば後ろから刺され、万全を尽くしたとしても命を落とすことがある――そんな、死亡遊戯で飯を食う、少女が。【電子限定!書き下ろし特典つき】
死亡遊戯で飯を食う。8【電子特典付き】
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死亡遊戯で飯を食う。 5
2024/01/23 20:31
予想外の連続、最高!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タロー - この投稿者のレビュー一覧を見る
最高っ!ページをめくる手が止まらなかった!
幽鬼と玉藻の師弟関係、そして最後には……ね!
次が楽しみで仕方がないです!
死亡遊戯で飯を食う。 1
2023/01/17 00:01
白士の目標を引き継ぐ幽鬼。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Mihana - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴーストハウスの最後に「隣にいる人を殺る」という幽鬼の考えに自分は納得した。
キャンドルウッズのときに「あの人の遺志は私が継ぐ」と言ったところがすごくよかった。
2024/03/22 05:04
【自らを縛る呪いを乗り越え、どこまでも利己的に突き進もう】
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
廃ビルからの脱出劇を巡り、三十の壁というある種の呪いに幽鬼の未来が晒される物語。
あらゆるゲームにおいて、お約束の業界のルールという物がある。
そういったセオリーに、プレイヤー達は晒され、共存するか、決別するかの選択を迫られる。
十回目では活躍し、三十回辺りで悉く不幸になる呪いに悩まされる幽鬼。
ゲームの多寡に関わらず、求められるは、その状況に合わせ臨機応変に対応する術。
いつ死んでも良いけど、好敵手に煮え湯を飲まされたまま終われない。
幽鬼の野望は叶うのか?