- みんなの評価
3件
不遇令嬢とひきこもり魔法使い
著者 丹羽夏子(著者)
私の居場所は、陽だまりでたたずむあなたの隣――。由緒ある魔法使いの一族に生まれながら、魔法の才を持たないネヴィレッタ。世間から存在を隠して生きてきた彼女に転機が訪れる。先の戦勝の功労者である魔法使い・エルドを辺境から呼び戻せという王子からの命令が下ったのだ。≪魂喰らい≫の異名を持ち、残虐な噂の絶えないエルド。決死の覚悟で臨んだネヴィレッタが出会ったのは、高潔な美しい青年だった。彼との逢瀬の中で、ネヴィレッタは初めての愛を知り――。見捨てられた令嬢の、大逆転シンデレラファンタジー。魔法のiらんど大賞2022小説大賞・恋愛ファンタジー部門《特別賞》受賞作
不遇令嬢とひきこもり魔法使い2 ふたりでスローライフを目指します
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
不遇令嬢とひきこもり魔法使い ふたりでスローライフを目指します
2023/11/22 15:12
単巻でまとまりのいい良作
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
火魔法使いの大家に生まれながら魔法が使えなかったネヴィレッタは、優秀な妹の代わりに魂喰らいと呼ばれる最強の魔法使いの元へ向かうように言われる。
虐げられた少女が自分の居場所を見つける話。
あとがきでも言ってたけど、地属性が最強っていうのは確かに珍しい。
実際のところ最強なのは属性ではなく魔力無尽蔵なところだと思うが。
エルドが絆されるのが早かったけど、結局二人とも偏見なく差別なく自分を見てくれる相手を欲してたということなんだろうね。
一冊で完結してまとまりもいいし、主人公の成長も著しくて良い。
普通に良作だった。
不遇令嬢とひきこもり魔法使い2 ふたりでスローライフを目指します
2024/08/31 02:49
今回は前巻よりも微妙だったかなぁ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
村での二人暮らしに戻っていたが、レナート王子が和平のために先日まで戦争していた隣国の姫を娶ることになり、婚約のために姫が訪れる。
最強の魔法使いであるエルドと聖女のネヴィレッタも再び政治の舞台に引っ張り出されることに。
姫がエルドと同じ土魔法使いだったことで仲良い様子に嫉妬したり、魔法使い冷遇国家だったせいで不遇な生い立ちを聞いて同情してしまったりと新たな感情に忙しいネヴィレッタ。
しかし戦争好きの国王は和平のための婚約に横槍を入れようとしていて。
二巻目。
うーん、残念ながら姫のことは好きになれそうになかった。
自覚のあるお子様だったので。ネヴィレッタがそこまで入れ込むのもわからん。
レナート王子の政治家として合わないと思いながらも受け入れなければ、ていう姿勢は立派だった。
懸念事項が解決されたし、これで完結なのかな?
話を続けることはできそうだけど、王子と姫のロマンスはこれ以上いらないから続くならエルドとネヴィレッタだけでお願いしたいよね。
結局ネヴィレッタは折り合いをつけたかもしれないけど、嫉妬したことやその原因についてエルドは知らないままだし、そういうことにも向き合っていってほしい。
不遇令嬢とひきこもり魔法使い ふたりでスローライフを目指します
2024/04/06 21:44
残りものには福がある
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ラ・レーネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不遇令嬢ものを読みたくて購入。家族の中で1人だけ魔法が使えないネヴィレッタ。肩身の狭い思いをしていた彼女は妹から押し付けられた、魂喰らいの異名を持つ魔法使いを迎えにゆく羽目になる。けれどこの出会いこそ、彼女が恋を知って自ら持つ本来の力を見いだすきっかけとなる事をまだ知らない。この話は家族から見捨てられていた少女が愛を知って守りたいと思った時、本当の自分を取り戻して幸せになる話…。戦争の描写もあるので一概には言えないが、読み終えてどこかホッとしている自分がいた。ネヴィレッタを虐げていた実父や義母にもちゃんと啖呵を切って縁を切っている場面では胸がスッとしたし、良い気味だと思った。