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4件
信長の原理
著者 著者:垣根 涼介
「垣根涼介の時代小説こそ
真に『独創的』という言葉がふさわしい。」
――恩田陸氏
何故おれは、裏切られ続けて死にゆくのか――。
斯界の絶賛を受けた歴史長編、ついに文庫化!
織田信長は、幼少時から孤独と、満たされぬ怒りを抱えていた。
家督を継ぎ、戦に明け暮れていた信長はある日、奇妙な法則に気づく。
どんなに鍛え上げた兵団でも、働きが鈍る者が必ず出る。その比率は、幼い頃に見た蟻と同じだ。人間も、蟻と同じなのか……と。
信長は周囲の愚かさに苛立ちながらも、軍事・経済の両面で戦国の常識を次々と打破。怒濤の血戦を制してゆく。
不変の“法則”と史実が融合した革新的エンタテインメント!
信長の原理 下
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信長の原理 下
2021/01/22 15:27
信長の原理 下
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
信長の新解釈として楽しく読めました。最後の本能寺の変の解釈は面白かったです。これに家康が絡むと複雑か。光秀と家老との最後の決断のやりとりは物語以上のものが感じられました。次作は宇喜多直家とかまた渋い選択ですね。
信長の原理 上
2021/01/15 15:45
信長の原理 上
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
原理シリーズです。前作品の光秀の原理も独特の解釈が興味深々でした。今回は信長の立場からです。上巻は光秀と出会っていよいよ京都へ目指す段階です。下巻の葛藤が期待できます。蟻の動きで1:3:1のこだわりは新解釈かな。
信長の原理 下
2020/11/07 20:06
真理が悲劇を呼ぶ。信長にも光秀にも
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投稿者:magoichi - この投稿者のレビュー一覧を見る
働き蟻を通して気づいた真理を家臣に当てはめ、自らの考えを確信する信長。
家臣は必ず怠ける、そして裏切る。家臣の中でも聡明な光秀は信長のその思考に気付き、気付き故に追い込まれる。
歴史の謎を当人同士の心理のみにフォーカスした、優れた仮説。