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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 2件

乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

著者 芦辺拓(著者) , 江戸川乱歩(著者)

江戸川乱歩のいわくつきの未完作「悪霊」 デビュー百年を越え、いま明かされる、犯人・蔵の密室・謎の記号の正体。そして、なぜ本作が、未完となったのか――乱歩の中絶作を、芦辺拓が書き継ぎ完結させる! そのうえ、物語は更なる仕掛けへ・・・・・・。 1923年(大正12年)に「二銭銅貨」でデビューし、探偵小説という最先端の文学を日本の風土と言語空間に着地させた江戸川乱歩。満を持して1933年(昭和8年)に鳴り物入りで連載スタートした「悪霊」は、これまでの彼の作品と同様、傑作となるはずだった。 謎めいた犯罪記録の手紙を著者らしき人物が手に入れ、そこで語られるのは、美しき未亡人が不可思議な血痕をまとった凄惨な遺体となって蔵の2階で発見された密室殺人、現場で見つかった不可解な記号、怪しげな人物ばかりの降霊会の集い、そして新たに「又一人美しい人が死ぬ」という予告・・・・・・。 期待満載で幕を開けたこの作品はしかし、連載3回ののち2度の休載を挟み、乱歩の「作者としての無力を告白」したお手上げ宣言で途絶した。 本書は、『大鞠家殺人事件』で日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞を受賞した芦辺拓が、乱歩がぶちあげた謎を全て解き明かすと同時に、なぜ「悪霊」が未完になったかをも構築する超弩級ミステリである。【電子版特典】「芦辺拓+江戸川乱歩特別対談 ~「悪霊」の九十年ぶり完結を記念して~」 (※芦辺拓書き下ろし)

乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

税込 2,090 19pt

乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

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みんなのレビュー2件

みんなの評価3.6

評価内訳

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未完作の完結

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投稿者:今井 - この投稿者のレビュー一覧を見る

いわゆるパスティーシュだろうか。未完の作品を独自の視点で描き繋ぐ試み。海外の小説ではよくあるように思うが、まさか江戸川乱歩の作品でそれがなされようとは。そもそも乱歩の作品に未完作があることすら知らなかった。物語は乱歩らしい独特の世界観。奇人・変人が多すぎやしないか、と思うがそれもまあご愛嬌。すべての謎が解かれるのか、心配だったがそれも杞憂だった。まあ納得できる展開。ただ構成が複雑で一回読んだだけでは理解しづらい。それとあとがきにもあるが、現代では不適切とされる表現がすごく多い。読んでてびっくりしたくらい。できればこれは最後のページではなく、一番最初らへんに注意書きしてほしかった。

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「悪霊」中断の真相は?

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投稿者:kapa - この投稿者のレビュー一覧を見る

某新聞書評欄に、大物美術家によるビジュアルな書評が目に付いて手に取った江戸川乱歩の探偵小説である。乱歩の小説を全て読んだわけではないが、初めて聴くタイトル、しかもドストエフスキーの暗く陰鬱な小説と同名、とくる。乱歩ワールドが期待できる「新作」の登場、と思った。しかしそうではなかった。
乱歩は、昭和8年(1933年)、「二銭銅貨」で本格推理小説作家としてデビューを果たした雑誌「新青年」に「悪霊」の連載を開始した。しかし掲載延期や休載を重ね、結局「探偵小説的情熱を呼び起こし得ず」と宣言して連載を止めてしまう。それを「金田一耕助v.明智小五郎」という探偵小説へのオマージュ作品も書いている探偵小説家芦辺拓氏が書き継いだ作品である。
芦辺氏は乱歩自作の部分を改変することなく、そこに自らの創作部分を加えて物語を完成させる。音楽の世界では、他人の作をそのまま引用して新しい作品とする、パスティッチョ、パスティーシュという手法を使っている。「金田一v.明智」でもその手法を使っていたので、芦辺にとって手慣れたものであろう。創作部分は、乱歩と総ルビ入りの文章、発表当時の国語表記法を駆使し書いており、あたかも一体として続いているように見えるが、微妙にフォントが違うので、区別ができる仕掛け。
乱歩真作部分は、冒頭から乱歩特有ドロッとした濃厚さ・陰鬱さ・回りくどさに満ちて、あの「淫獣」や「孤島の島」を彷彿とさせる。密室殺人、全裸の美女変死体、意味不明の死体の傷、現場に残された意味不明の暗号または記号を示す図を書いた紙(「真正半陰陽」、一人の人間が男女双方の世紀を備えたもの、という解釈はやや強引な気がするが)、そして乱歩好みの奇人・変人が揃った怪しげな降霊会、迷路など乱歩ワールド満載である。
芦辺氏は、その世界を引き継いで、一世紀近い前に残した謎を、探偵小説家として、それこそ偏執狂に「推理」して「回収」していき、物語の結末へと向かっていく。後半では、連載当時の乱歩を登場させる。乱歩自身の生涯で、謎の部分とされる昭和9年(1934年)1月のスランプに陥った乱歩が環境を変えるために泊まり込んだ麻布の「張ホテル」でのプライベートの秘密の探索を交え、悪霊を「中断せざるを得なかった真の理由」何があったのかを推理する。そしてタイトルの「乱歩殺人事件」の意味も明らかにされていく、二重三重の推理小説の入れ子状の構成。
この本は、乱歩デビュー100年記念(『二銭銅貨』1923年)のオマージュ作品でもある。そのためか、乱歩のスタイルを駆使し彼になりきって、先人の推理を超えんとする力作だが、中止となったのは別の理由ではなかったか。NHK『英雄たちの決断』という番組で、『帰ってきた探偵〜江戸川乱歩 ミステリ復活の闘い〜』が取り上げられた。「大正から昭和にかけ人間の闇をみつめる探偵小説で一世を風靡した江戸川乱歩。しかし戦争へと向かうなかで多くの作品が発禁に。…日本が軍国主義へと傾斜していくなかで乱歩作品の多くは検閲によって発禁処分とされた。表現の自由が奪われ探偵小説は風前の灯に」。そこで乱歩が決断したのは、本格探偵小説は将来の後進の手に委ね、自身は「少年探偵団」「明智小五郎」といった子供向け小説に活路を見出し、探偵小説の底辺を拡大しようという考えがあった、という内容であったと思う。「悪霊」は1933年なので、二・二六事件、日中戦争はまだ先だが、軍靴は聞え始めた頃、戦後はまだ先だが、それを見越したうえでの決断で「中止」としたのではないか。乱歩ファンにとっては拍子抜けする顛末だが、いかがだろうか。

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