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6件
ゼロの迎撃
著者 安生正
59万部突破『生存者ゼロ』の著者が放つ最新作!
東京に謎の武装集団が極秘裏に上陸し、都内各地でテロ行為が発生。
明確な他国からの侵略と断言できないなか、政府は警察権で制圧を図るが、大規模な戦闘行為を招き多数の死傷者を出してしまう。
首相はついに、自衛隊の出動を決断。が、精鋭部隊の第1空挺団が敵の策謀に嵌り、壊滅。中央即応集団を投入し、決死の攻防戦に出る。
自衛隊総合情報部所属の情報官・真下は、テロ組織を率いている人物の居場所を突き止めるべく奔走するが……。
敵の正体は? 真の狙いは? 首都機能に大打撃を与える盲点とは――
ゼロの迎撃
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ゼロの迎撃
2017/12/11 10:56
まず、冒頭からのスピーディな展開にワクワク。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、冒頭からのスピーディな展開にワクワク。中国と北朝鮮を巧みに配置し、核砲弾テロと思わせておいて、実は海抜ゼロm地帯である東京の弱点を突いた「東京水没計画」だったという、意表を突いた構成に手玉に取られました。終盤の主要標的特定の推理、そして迫真の戦闘な面への展開はほれぼれします。そして、ハン大佐を実行犯として操っていた黒幕:崔中将(中国人民解放軍陸軍・瀋陽軍区・前司令官)すら某国政府の道具に過ぎなかったという恐るべき結末は、大胆ながらもあの国ならやりかねないと思えるだけに背筋が寒くなりますね。分野としては「推理活劇」もしくは「戦争もの」「テロ事件もの」になるのかもしれないが、日本の国防問題に一石を投じる問題作でもある。
ゼロの迎撃
2015/09/02 22:07
男子なら熱くなる!?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気読みだった。
自衛隊の活躍なので、相変わらず専門用語・役職名が多かったが、その辺りの文字は読み飛ばしても差し支えなし。雰囲気だけつかめれば問題ない。
「こういう盲点が東京にはあるんだな」と現実とも照らし合わせると、ちょっと不安にもなる。
ここで登場する総理は、よくありがちなおまぬけ総理ではなく、冷静かつ人道的な印象の人物だった。
特に、自衛隊員に呼びかけるシーンは「インデペンデンス・デイ」の大統領が演説していたシーンと思い重なってしまった。
女性にはちょっと好奇心が欠けてしまう内容かもしれないが、ちょっと熱くなるにはいい本だった。
ゼロの迎撃
2015/10/12 15:05
単純に物語とは思えないエンタメ小説
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投稿者:さんしろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
展開が実にスリリングであり、完成度は前作以上。また、主人公を取り巻く顔ぶれが、各々魅力的であり、特に本作では首相が秀逸。P344~345の首相演説は本作の白眉であった。ただ、惜しむらくは、東京壊滅を狙う動機に説得力が感じられず、敵キャラの魅力が最期半減してしまうことが気になった。