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22件
球詠
著者 マウンテンプクイチ
中学時代、1回戦負け野球部の投手だった武田詠深。捕手が捕れないため、投げられなかった「魔球」への後悔を抱えたまま、進学した高校で再会したのは幼なじみの山崎珠姫。かつて交わした約束、再び目覚める野球への情熱…白球に恋する少女達の物語、開幕!
【期間限定 試し読み増量版 閲覧期限2025年5月8日】球詠 1巻
閲覧期限:2025/05/08 23:59
球詠 17巻
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2025/04/20 16:20
見えた…優勝への青写真!な夏大会県予選抽選会光景⇒雑誌用チーム写真撮影⇒初戦の相手3校連合チームの練習を見学、両軍夫々の思惑⇒大会前練習試合最終戦と背番号の件⇒連合×新越谷の勝敗の行方は?…な第17巻
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投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
野村瑞帆が表紙絵の今巻第17巻(第97球~第102球を収録)は、
前巻で描かれたGW合宿後の新越谷野球部の偵察対策もしながらの練習試合光景や、
今年は部員皆で参加した夏大会埼玉県予選の対戦カード抽選会光景、
そしてシード校としての初戦2回戦での対戦相手も決まり…試合前の色々駆引きと、
実際の試合開始後…が描かれた巻。
過去に対戦した強豪校との繋がりで色々と助けられた抽選会、
抽選会後の束の間のライバル選手達との交流…の部分は、色々な想いが伝わってきて、
少しうるうるってなる描写もあったり。
昨夏全国優勝校に勝利した大会前練習試合最終戦。
埼玉県予選初戦の相手、神川・上里・長瀞3校連合チームの…下克上勝利の為の必死の戦略と戦術。
変則的な相手側のスタイルにも、自分達のスタイルを崩さず、どっしり構えて相手を分析しながら、
じわじわ対処攻略していく新越谷…そして…。
…この連合チームは、去年の夏の初戦の相手だった影森高校との対戦顛末(第3~4巻に収録)と、
比較対照すると色々興味深い…そういう趣向なのかな。
…個人的にはもう、今巻内で試合の決着を着けて欲しかったけど、
とりあえず、次巻以降での、新越谷の2年目の夏の更なる躍進光景を楽しみに、
引続き、見守って行ければな、
と思います。
2023/12/20 01:37
「日本一の」冬の強化合宿⇒県春大会初戦、までが描かれた第14巻/息吹お姉さまが新入部員達に大人気?!夫々に可能性や伸びしろのある新入部員の新キャラ達が6人登場し新越野球部内の様子が更に華やか賑やかに!
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投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
二学期終業式の翌日から1週間の「日本一の」冬の強化合宿の光景を描いた
第79球「冬合宿」。
年明け初詣光景から、球春到来を待ちわびながら、な三学期の光景、
そして受験の合格発表や卒業式の時期になると、
久々の実戦、他校との練習試合も解禁となり…な頃を描いた
第80球「実感」。
春休みから入学・進級の頃になると、新越谷高校にも新入生が入り、
野球部にも…というのが描かれた
第81球「一年生」。
そんなこんなの流れで、新入生部員6人を加えた新越谷高校野球部が、
埼玉県春大会の初戦を終えて…な
第84球「背番号」…という第79球~第84球までの6話を収録した『球詠』第14巻。
この第14巻は、中盤以降で、新入生の新入部員6人が入部してきて、
夫々に可能性や伸びしろのある新入部員の新キャラ達が6人も加わるってことで、
色々とフレッシュな感じで、かつ、
合宿やコレまでの練習鍛錬で地力を上げている先輩達との実力差を実感する、
という描写もしっかり描かれていて面白いけれど、
個人的に一番、読んでいて心に響いたのは、冒頭の第79球「冬合宿」の
最終日の最後の部分の光景とか、うるうるっと泣けてきて、
感動的だったな、と。
まぁ、涙が少し出る程に感動って部分に関しては、
先に前の第13巻を読み直してから、その流れに乗って、この第14巻を読んだから、
って面も大きいだろうけど。
とりあえず、新入部員6人…
野村瑞帆(内外野どこでもこなす、右投右打)
東條蘭々(投/外、右投右打)
村松京子(外野手、左投左打)
長谷川美咲(二/外、右投左打)
渡邉詩織(捕手/内外野、右投左打)
斉藤小町(投手、右投)
…という新キャラ達が登場した事で、選手の背番号も17番まで行き渡り、
新越谷高校野球部内の様子が、
今まで以上に多彩で華やか賑やかになり、
新1年生部員達の今後の成長と活躍振りも含めて、今後の展開が益々楽しみだな、
ってことで充実と満足の内容のこの第14巻だったと思います。
2022/03/21 04:51
…負の感情を背負い込み独りで立ち向かおうとした武田詠深と、ソレを心配しつつ見守りながら支えた仲間達の想い…そして、最後にはチームの絆深まり全員で守り切る感動の県秋大会新越谷準々決勝激勝顛末巻
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投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
この「球詠」第11巻に収録されているのは、
登場人物紹介、
第61球「一人の走者も」~第66球「私達の野球」
と各話の後に描き下ろしのイラストやおまけまんが、が挿入されている…
それと紙書籍版のカラーカバーを取外した表紙部分後面側に、
「野球やめたら何する?」
という今巻の本編内の重要場面に因んだおまけ漫画が描かれている(のを電子書籍版巻末に配置)
…という感じの内容構成で、表紙絵(前面)は、川口芳乃。
今巻は、前巻の終盤でチラッと一場面だけ描かれていた咲桜高校との試合の、
試合前から試合終了後まで…を描いた、丸々「咲桜×新越谷」心と絆で熱戦激勝編…
という感じで…
前巻第10巻のラスト第60球「気づいてあげられなかった」終盤の憤怒の投球、
みたいな感じになってたのの理由が、
第61球「一人の走者も」の試合前の描写で判明して…あぁ、なるほどな、
という感じなのと、
そこから…自分独りでその想いを飲込んで鬼気迫る全力投球を続ける武田詠深と、
その詠深の怒りを感じ取りその原因を察する川口息吹の指摘から、
皆が夫々の想いで守備で詠深を支えながら、
攻撃時の合間の対話等で、
壊れてでも独りきりで投げきろうとする詠深と何とか意思疎通して、
独りでする野球じゃなく皆でやる野球に引戻して…
最後は全員で力を束ねての試合展開で、
まだまだこのメンバーで続けていきたい、という純粋な情熱を取戻す…
その辺の心理描写展開が、感動的で、よかったな、
と…あと、詠深の中学時代の野球部でのトラウマも、この試合を通じて、
解消されたりで、心の成長も遂げた、
久々に、エース武田詠深が1冊丸々主人公な巻だったな、と…
…前巻ラスト部分では、憤怒の投球の意味や理由が分からなかったんで、
鬱で重い暗い展開とかだと辛いな…って、ちょっと先を読むのが怖いな…って気持ちもあったんだけど…
読んでみれば、怒りの理由も、なるほどな…という、武田詠深らしい理由で、
改めて、詠深は純粋で真っ直ぐでいい子なんだなって部分にも好感が持てたから…
このキャラが益々好きになれたし、選手としても内面部分でも、今後の更なる成長を期待したいし、
楽しみだな、と思ったり。
…で、次はまた別の強豪校と対戦する内容になるんだろうけど、
また次巻が、楽しみだな…って部分と、次また半年とか待たないといけないのか…
という残念というか待ちきれない複雑な気持ちもあるけど…
気長に、次の巻も楽しみに、今後もこの作品の展開を見守り続けたいな、
と…そう思えているので、今回も買って読んでよかったと満足しています。