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電子書籍

将国のアルタイル 完結新着

著者 カトウコトノ(著)

犬鷲使いの少年将軍、乱世に挑む! 二大国家を揺るがすエキゾティック英雄譚! ――かねてより対抗してきたトルキエ将国とバルトライン帝国。ある夜、帝国の大臣が暗殺され、2つの国は一触即発状態に! 開戦を望む将軍たちの中、マフムートは暗殺の裏に潜む事実に気付く!! 国を守り、人を信じ、動乱を平和に導くため、若き少年将軍マフムートの戦いが、今、ここに始まる!!

【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2024年5月22日】将国のアルタイル(1)

閲覧期限:2024/05/22 23:59

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みんなのレビュー37件

みんなの評価4.1

評価内訳

8巻まで読んでほしい作品。先に進めば進むほど面白くなります

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

1・2巻の段階では、さほどよい作品とは見えないかもしれませんが、1巻に対して5巻ではその5倍、8巻では10倍、12巻以降では20倍くらい面白くなる作品です。
序盤はマフムートという一人の英雄の物語という性格が濃いですが、登場する人々が増えるにつれ、陸海にまたがるスケールに広がっていきます。

物語の細部においては、多少のつっこみどころ(多少現実味がなかったり、あるいは細部を説明せずにおしきっていくようなところ)などはあります。しかしその分勢いはあり、コンパクトに世界情勢がまとまっています。
また大きな流れを見るとまったくというほど無駄な要素がなく、綿密に世界観が作られていることに驚きます。伏線を回収しているというよりも、最初の世界観の作り込みがしっかりしているために、自ずからに物語が収まるべきところに収まっていっているかのようです。1巻段階で登場するキャラクターもまた19巻で再登場したり、無駄な設定や人物はまったくといっていいほどありません。
特に世界史がお好きな方、服飾史がお好きな方などにぜひおすすめしたい作品です。

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表紙に

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

惹かれて買いました。たまーに表紙買いすると表紙だけきれいで中身にがっかりする事もあるのですがこの漫画は中も表紙と同じクオリティでしかも描き込みも細かく大当たりでした!世界観も中東アラビアーンで大好物です。表紙には描かれていませんが女の子も可愛い系も妖艶系もどっちも魅力的に描かれてて良かったです。

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ここから面白くなる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はるまき - この投稿者のレビュー一覧を見る

正直なところ、3巻まで読んだ時点では続けて購読するのを悩んでいた。しかし、5巻にきていよいよ政治的に行動する主人公が見られ、作画の綿密な下調べや伏線の豊富さもあって読み飽きない。

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反帝国同盟vs帝国

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:レイローズ - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦闘は激化するも、反帝国同盟の思惑通りへと進んで行きます。
主人公マフムート・パシャも活躍しますよ。

下っ端兵士がまるで無意味に命を落としていく様は、今現代の戦争の惨たらしさと無意味さに共通のものを感じさせられました。

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絡まる策略

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いけとしグリーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

最終巻直前の26巻。
お話のスピード感も全く落ちていないし、あからさまな纏めにも走っておらず、抜群におもしろい。

そして、いつもながら絵が美しい。

様々な策略が絡み合うなか、ザカノスは、マフムートは、トルキエ将国をどのように導くのか、続きが楽しみだ。

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電子書籍将国のアルタイル(24)

2022/01/26 20:17

最高

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:チュッパチョップス - この投稿者のレビュー一覧を見る

アニメで全話視聴し、その後マフムートがどのように成長するか気になって全巻買いしてしまいました。

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電子書籍将国のアルタイル(1)

2020/11/03 14:09

終わりなき戦の始まり

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る

挿し絵のような絵が目に留まったのが読む切っ掛けだった。
 マフムートの目つきといい、人の噂がいかに当てにならないかという話の作りといい、得たばかりの地位から追われて、まるで追放されるかのように見える放浪と言っていい旅をするマフムートの様子といい、話が一面だけでなくて面白い。
 刀の刃の上を足探りして歩くような危うさ、戦争を嫌うマフムートの心情と避けられない争い。戦いを避けるのに属国になるのを良しとする権力者や、権力者を差し置いて実権を手中に収めようと、着々と地盤を固めて行く側近など。
 厚みが有って読みごたえが有る話だ。

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電子書籍将国のアルタイル(1)

2020/10/03 19:50

雄大な規模を持つ国家経営絵巻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

雄大な規模を持つ国家経営絵巻である。中東 東欧辺りをイメージしたファンタジー世界が舞台になっているが、魔法要素がなくしっかりしたリアルな物語構成なのでずいぶん読みごたえがある。 オスマントルコ風のフリガナが本格感を出すのに役立っている。 絵柄はやや線が細めではあるが、戦闘シーンが多い場面で残虐感が余りでないようにするのに役立っている。 登場人物はずいぶん多めだが皆さん個性的。

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番外編に涙

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:棚橋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

巻末にスルタンバラバンとバヤジットの過去話が収録されています。
7巻での兄弟の別れの時、なぜ弟の裏切りに対してバラバンがあそこまで強烈な反応をしたのか。将王と将弟の誰よりも深い繋がりが感じられるエピソードでした。

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電子書籍将国のアルタイル(4)

2017/11/01 00:00

マフムートの再挑戦はここから!巻末にデビュー作「アナスタシアの親衛隊長」つき

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

前巻まで、平和を求めてもなかなかうまくいかず、苦い経験の多かったマフムート。
本巻でもしたたかな、しかし確かに血の通っているヴェネディックの人々に散々揉まれてしっかり騙されます。特にヴェネディックの元首に「今すぐにでも一戦交えたがっている好戦的な人間にしか見えない」と言われたショックは大きかったことでしょう。序盤のマフムートにとっては、おそらくもっともクリティカルで手痛い指摘です。

しかし、マフムートはもう弱みを指摘されたからといって、一巻の頃のように物に当たったりはしません(笑)彼はこれまでの失敗の中から学び、平和への理想は持ったまま、現実的な方法を探るようになります。
そうしてどうにかこうにか手に入れた人材と、ヴェネディックとのつながり。その重要性が見えてくるのは、実はもっと物語が進んだ後のことです。先まで読んでから四巻をよみ返してみると新しい発見ばかりで、作品全体を貫く構想の確かさに感じ入ってしまいます。

そして巻末四分の一ほどは、帝政ロシア末期をとりあげた『アナスタシアの親衛隊長』。これも本当に完成度が高くて驚きました。本編は短くなっていますが、全然残念には思いませんでした!ロシア史にも先生は関心がおありなら、アルタイルの方にも北国が出てきたりするのでしょうか?楽しみです。

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電子書籍将国のアルタイル(11)

2017/10/29 01:09

模擬戦と大虐殺、古代的な天才と革命的人物の登場

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ついに大戦が始まって、表紙デザインが変わりました。今まではご当地ファッションに身を包んでいたマフムートも、本巻から馬上で完全武装スタイルです。
とはいえ最初はちょっと温泉で休んでほのぼのモードかなと思ったら、傭兵都市の皆さんにもまれて模擬戦、果てには帝国の大虐殺です。この落差が辛い巻でしたが、それでも前を向くマフムート、強くなりましたね。

傭兵都市タウロの面々は一見頭が切れそうなようには見えませんが、市長二人はなかなかしたたかで柔軟。二人が「2,3番手の国家同士が寄り集まって一体何ができるっていんだ」「トルキエ将国はこんなひょろひょろのクソガキに先遣隊を任せるような国」というのはわざと煽っているのでしょうが、読者の私が内心思っていたことをずばっと言ってくれました。こういうせりふをキャラクターに言わせられるほどに、トルキエやマフムートに対するフラットな見方を維持している作者さんに毎回感じ入ってしまいます。

そして何より、海神に愛された天才、アマデオの描写の素晴らしいこと!神に愛されたと豪語してやまず、個人の力や才能でなんとかしようとするアマデオたちリゾラーニ人の姿勢は、模擬戦でマフムートが見せてくれた集団で戦う姿勢、あるいは緊密な情報網と連帯制度を持っているヴェネディックと正反対です。システマティックな常備軍を持っている帝国とも大きく隔たっています。
ざっくり言ってしまえば、トルキエやヴェネディックのシステムはより近代的で、リゾラーニのそれはより素朴なものでしょう。
中でもアマデオは、素朴を通り越して古代的、神秘的ですらあります。アマデオの前時代的な性質と、彼の目に見える神話のような世界の描写は実にしっくりきていました。
そしてアマデオが華々しく行動するかげで、時代に大きな変革をもたらす人物が登場するというのがまた素晴らしいところ。本作の大きな時代の流れの作り方、構成の緻密さ、無駄のない作りには感じ入るばかりです。史実を多少ベースにしているとはいえ、あまりにも見事です。

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電子書籍将国のアルタイル(15)

2017/10/29 00:40

本作の中で一番少年漫画しているオットー(86)さん。巻末に年齢載ってます

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

庶民人気や海外でのコネのすごさに比べて国内での基盤が弱かったマフムートですが、今回の活躍でポストも支持も得られたよう。
カリルパシャの仇を討てたということは、やはりトルキエ国内の人にとって大きなことだったのでしょうね。ただ、カリルパシャがいなくてこたえているのはザガノスのような気がします。
早くマフムートにはザガノスに並び立って、彼が道を誤ったときには止められる人になってほしいものです。
一方キュロスの方も、ここにきて大活躍!軍人でないため目立った仕事の少なかった彼ですが、本当にかっこよかったです。心から応援したくなりました。
そしてそのキュロスにこたえたオットーが…こんなじいさんがいてたまるかというかっこよさで…思わず笑えてくるほどにアツいです!もう本当に大好きになりました。

そしてマフムートたちの方もちょっと一息。こんなほのぼのしたシーンは久々でいいなあと思っていたら、一気にまた急転回です。即座に追撃を決めたシーンでやれやれという顔をしているヌルザーンがなんだか年上っぽくて頼もしい。
巻末には年齢表が載っているのでそれを見てみるのも面白いです。

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電子書籍将国のアルタイル(16)

2017/10/29 00:29

騎馬民族も帝国軍人もかっこよすぎでは?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

人脈を駆使した作戦を立てることの多かったマフムートが、珍しく自ら大軍を率いて愚直に帝国南領軍を追いかけます。
馬を走らせるだけでもこんなにかっこいい騎馬民族の軍人たち。ヴェネディック・リゾラーニの戦いも本当に魅力的でしたが、鞍なしで不眠不休のまま駈け続けるマフムートたちの姿もアツすぎました。セリフのないシーンでも見入ってしまいます。マフムートは年齢や中世的な容姿のせいか、かっこいいというよりはかわいいイメージでしたが、本巻ではとにかくかっこいいです。

しかも本巻では、鞍上歌を歌って部下を鼓舞するクルトパシャ、臨機応変に援護できるヌルザーンパシャという年長者たちもかっこいい。そしてぎりぎりまでマフムート一行を追い詰めるフレンツェン・アダムのコンビが本当に魅力的。私の中でアダムはかっこいいキャラクターランキング第一位になりました。

行軍の昂揚感からそのまま両軍の衝突になだれこむので全然気が抜けませんでした。しかも果にはマフムートが久々にトンデモ単身突撃をしかけますし。
あまりに無茶なのでやっぱりまだ若いんだなと思いつつ、それでも一巻の頃と比べるとずいぶん成長したなあと思います。ザガノスの中でもマフムートへの意識は変わってきているようで…ずっと平和を求めて頑張ってきたマフムートを見守ってきた読者からすると、本当に嬉しい一言ですね。好戦的なほうだと思っていたザガノスの意外な一面を見た気がしました。

一気に読めてせりふのないシーンでも描写が魅力的。読後感もよし。本作の中でも何度か読み直したくなる巻です。

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電子書籍将国のアルタイル(19)

2017/10/29 00:13

ザガノス・ルイの表情。四将国が危ない…!!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作の策士キャラといえば帝国のルイ・トルキエのザガノス(ただしともに詰めが甘いので、現場タイプのマフムートが最終的には色々頑張る)。
あまり感情が見えない印象の二人でしたが、本巻ではずいぶんふたりとも人間らしい感情を垣間見せます。ザガノスの伏線の詰めはまだまだこれからなのでしょうが、先が楽しみです。
しかし、四将国の面々が心配でなりません(特にアイシェ)。漫画のキャラクターにここまで死んでほしくないなあと思ったのは初めてです。
マフムートも頼もしい姿を見せてくれましたが、どうなるものか…マフムートを本国に戻させるザガノスには何かしら他の狙いがあったりしないのだろうか、とも思ってしまいます。帝国の方も、散々描写されてきたように国力が限界に来ていますからトルキエには勝てそうにありませんが、実際ルイや皇帝がこのまま終わるのかわかりません。負けたとしても、その結果どう国が変わっていくのかわからなくなってきました。先が読めそうで読めず、もう次巻が楽しみです。

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いよいよ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BlueSky - この投稿者のレビュー一覧を見る

四将国の話もいよいよ大詰めへ向けて、話が進みます。それぞれが策謀を巡らし、動き回る。
それぞれの思惑が交差して、全てを見通す絶対の賢者がいるわけではないから、ドラマチックに進む。面白くなってきた。

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