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10件
軍靴のバルツァー
著者 中島三千恒(著)
19世紀帝国主義時代。軍事大国から田舎の小国バーゼルラントの士官学校へ赴任する事となったバルツァー少佐。彼への指令は軍事後進国であるバーゼルラントの軍制改革を推し進めるというものであったが、平和に馴れきった教官や生徒たちを前に戸惑うばかりの日々……。しかし次第に本格的な戦役へと発展していき、戦争と平和の狭間にて教官と少年たちの運命が動き出す。軍事、政治、青春の群像活劇!!
軍靴のバルツァー(19)
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2024/07/06 12:03
バーゼルラントとヴァイセンの要塞の攻防
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:宮村みやこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
バーゼルラントの要塞は如何にも日露戦争でロシアが旅順に築いた東鶏冠山の永久堡塁だね。機関銃で撃ち下ろしてくる要塞に陽動として囮の突撃をかけて要塞の地下に坑道を掘って爆薬をしかけるヴァイセンは日本軍の第三軍です。バルツァーの反応は旅順要塞のスミルノフより早いのが読んでいてワクワクします。ヴァイセンの首都での暴動は帝政ロシアの終焉にも似てますね。
2025/04/20 13:31
いいとこ取り
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々の本作品である。国際関係の 政略 戦略 戦術 という各方面で、面白そうな要素をいいとこ取りでてんこ盛りに盛り込んでいる。面白くないはずがない。ワクワクハラハラする展開は、次巻への興味が尽きないようなうまい構成である。
軍靴のバルツァー 17 (KCDX)
2023/12/25 19:39
士官学校卒業
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:クリッパー - この投稿者のレビュー一覧を見る
生徒の面々はたくましく成長していました。
そして戦争は新たなフェーズへ入った、のかも。
「軍靴のバルツァー」きっての曲者リープクネヒトの過去も読めます。
面白かった。