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12件
ひらばのひと
著者 久世番子(著)
独特の節で読む軍記物の勇壮な場面を、講談で「修羅場〈ひらば〉」と呼ぶーー。
落語家との認知度の差は歴然、絶滅危惧「職」とまで言われる講談師。二ツ目の女流講談師・龍田泉花の未来は視界不明瞭! 唯一の弟〈おとうと〉弟子・泉太郎の率直(不敵?)過ぎる言動にもヤキモキしっぱなしーー。でも「講談」の深い魅力と、師匠をはじめ人間臭い周囲の人々に支えられながら、姉弟〈きょうだい〉弟子2人は、ダンジョンだらけの「芸の道」をよじ登っていく!
歴史ロマン『パレス・メイヂ』、爆笑エッセイ漫画『暴れん坊本屋さん』などで知られる名手が、「日本一チケットの取れない講談師」六代目神田伯山の全面監修を得て放つ、新たなる伝統芸能ストーリー。モーニング本誌に掲載されて評判を呼んだ「読み切り版」も収録。
「鋳掛松〈いかけまつ〉」、「応挙〈おうきょ〉の幽霊」など、講談の演目もさまざま登場。このごろ話題の「講談」って落語と何が違う? どんな演目があるの?…などを知りたい方も一読瞭然!
ひらばのひと(5)
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2024/08/04 11:21
過去の話
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎解きのように過去の話が語られて、現在の話につながってゆく所がなかなかに良い。講談の中の話と現実の話が、交互に語られて現実 架空両方の話に深みが増してゆくところは、テーマとして講談を扱っている本作品の利点を生かしたものだと思う。とは言うものの、この巻はちょっと盛り上がりに欠けたかな。
2024/07/26 18:33
覚悟
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに師匠に幻の釈台を探していたことがばれてしまい、今まで隠されていた事情が明らかに。泉太郎が改めて講談師としての覚悟を決めるシーンが好きです。
ひらばのひと 4 (モーニングKC)
2023/10/05 15:24
やや盛り上がりに
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
やや盛り上がりに乏しい巻である。釈台の行方不明の件 晴音ちゃんのおばあちゃんの件
兄弟子との葛藤の件 度の話も中途半端なままで次巻へ という流れになってしまった巻であった。講談の中の話をコミック化すると大変に理解しやすいのだが、この巻ではそのような点も乏しかったので残念である。