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バラ色の聖戦
著者 こやまゆかり(著)
主婦として全力で頑張ってきた毎日。でも私は女としての大切な何かを失ったのではないだろうか――。夫・敦司(あつし)の浮気相手の仲人をすることになった真琴(まこと)は、式当日、最後の妻のプライドとして、背筋を伸ばして入場する。その姿は新婦すら圧倒するオーラを放っていた。式の後、カメラマンが声をかける「あなた変わりますよ」。真琴は美の再生を懸け新しい扉を開く! 失われたキレイを求めて――。主婦・真琴(30歳)の美への挑戦が始まる!
バラ色の聖戦 The Future is in our Hands!(20)
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バラ色の聖戦 The Future is in our Hands!(17)
2023/05/08 02:51
面白いです
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家さん、女性同士のドロドロや争いを描くのがとても上手い!三巻まで無料で読み、続きが気になり全巻購入しました。
バラ色の聖戦 The Future is in our Hands!(20)
2023/02/22 20:42
娘さんと夫の描写について
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カンカン - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の成功や前向きな姿勢は総じて物語としてとても爽快で、ドラマの展開もワクワクできる、読後感のよい作品です。いっきに読ませるドラマ。
本筋とは違うのですが私がいい作品だな、感じたのは、主人公の夫と娘さんの描写のリアルさと説得力。
主人公の娘は、主人公に常に「その子がどうにもできないことでいじめてはいけないよ」と教えられていて、自分が学校で嫌がらせにあったのに、その元凶が相手の親にあったことを知って、それが周囲にばれてみんながのけ者にしようとしても、相手の子を赦すんです。「自分もママのこと(モデルの仕事について)で何か言われてつらかったからわかる」といって。
主人公が、ほんとうに常識的な、真っ当な教育をしているし、それをきちんと受けとめて育ってる娘さんがいいなあ、と思いました。(小学校の道徳の教科書に載せて欲しいくらい・・・)
そして、1巻目からモラハラ全開(俺は金を稼いでいるから家事と育児は全部妻の仕事だ絶対手伝わない!)の夫ですが、終盤、離婚後再婚してから脳梗塞の発作で半身に麻痺がのこり、会社で窓際にされてつらいので在宅フリーランスになりたい、だから再婚嫁もパートとかして支えてくれるか?と聞いたら、嫁に「わたしは100%家事と育児をこなしているからそれは私の役割ではない」ってばっさり断られる。それで、自分のしてきたことが間違いだったと初めて気づくのです(遅いよ)。
遅まきながら改心して、最後には立ち直るんですが、いやあ、人間自分が体験しないと学ばないのね〜、いくら周りが言っても変わらない、自分で気づいて変わろうとしないかぎり変わらないんだなあ・・・というのがとってもリアルに描かれていました。
でも、ざまあみろ、で終わらず、ちゃんとその夫にも救いのある展開にしてくれているのがこやま先生のいいところ。
そんな、人間の描写がとてもリアルなので、ドラマに厚みがありました。オススメです。
バラ色の聖戦 The Future is in our Hands!(1)
2020/09/08 01:02
「どうせ」という言い訳
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
このコミックの初めは十年位前でしょうか?一旦家に入った女性が、子供を旦那に任せて外で働くのを旦那が強固に嫌がるとか、世間に出て活躍するのに親も周囲も否定的な反応をして、足枷を付けるとか、様子が案外リアルなので、そんな頃ではないかなと思いましたが――。
「子供がかわいそうじゃないか」という言葉で罪の意識を掻き立てられ、失敗や挫折を味わうと、ここぞとばかりに傷に塩を擦り込む。
とどめは「やっぱりお前は駄目なんだよ」と、大人しくしているのを求める発言。
で、自信を失った女性は「どうせ……」と諦めへと堕ちて行く――。
この構図、現実に結構有るだけに、真琴の妹には「一票!」って思った。
結婚をして家に入り、子供を産んだら、妻から母親に、その後はただ働きの家政婦くらいの感覚でいる外面だけいい旦那の本音って、自分に都合のいい女房がいいんでしょうね?
だったら、今時なら、AI搭載の家政婦ロボットでも作ってもらったら?って思う。
それだけに、真琴には「どうせという言い訳から脱皮して」と思いながら読んだ。