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24件
ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス
著者 泰三子(著)
“絆”というの名のもとに優しさを差し出されると、
黒田カナは「仲間になれない」と思ってしまう――。
そして警察官なら誰しもが持つはずの正義の心と、
番記者、住人、被害者……それぞれの正義。
これは、いくつもの正義が交錯する中で
事件を解決するために、
不作五人衆の一人とされた彼女が、
自分の「正義」を貫き通していく物語である。
ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス
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2021/07/01 12:13
作者泰三子の力量に感心
12人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編のハコヅメはきつい中にもユーモアをたたえたタッチが好きで愛読している。別冊ということで読んだこの作品は、本編の方で時たま顔を出していた暗い部分を主要テーマとした作品である。本編と同じ絵柄 登場人物なのに、これほど雰囲気が違う作品もかけるのだと作者泰三子の力量に感心した。
ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜別章アンボックス (モーニング)
2021/07/02 23:45
涙が止まらない
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kiriko - この投稿者のレビュー一覧を見る
2巻無料で魅せられて以来、独特の絵柄はパッと見は取っつきにくいところもあるが、業界の裏を知る作者の毒のあるギャグがクセになり、家族にも読ませたくて敢えて紙でほとんど初版本で購入し続けての今回のスピンオフ。
同期のサクラ編の片鱗が見え始めたあたりからストーリーに深みが出始め、一話完結のギャグを挟みつつ、若手それぞれの、乗り越えるにはあまりにハードな過去が明らかにされていく。まさかあんなはじめの方のエピソードが、あの時のちょっとした1シーンが、今、ここにつながる?ということが何度あっただろうか?はじめの1~2巻の頃のノリや絵柄では、こんなに泣かされることになるとは誰が予想しただろうか?モーニング編集部の勇気に拍手。
同じ公務員として、警察官ほどではないが当たる逆風は他人事でなくよくわかる。報われない多くの日常にその身を削り尽くしてもその仕事をやり続けられる理由は、それぞれあるんだ。
係長や課長、その上の幹部にまで溢れる愛も忘れずに。いぶし銀の刑事課長嫌いじゃない。なにげに特捜本部の絶妙な掛け合いも捨てがたい。
なお、今回は警官以外にももがく若者が。地元紙の駆け出し記者と、それを導くデスクにも、報道の良心が見られて良かった。
若き警察官たちの青春群像に心を熱くさせられ、カナとその仲間たちの未来に幸あれと願わずにはいられない。
2021/06/24 01:43
これは
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハコヅメファンならば素通りできぬ作品。本編に比べてヘビーですが。