- みんなの評価
8件
21世紀少年 完全版 デジタル Ver.
著者 浦沢直樹(著)
決着つけなきゃならないことがある。
※この作品は2016年~2017年に、加筆修正・カラー完全再現のうえ刊行された『20世紀少年 完全版』全11巻+『21世紀少年 完全版』全1巻を、全22巻+上下巻に再編集したデジタル特別版です。
「もうすべて終わったのよ!!」
「ところが…終わってないんだ……」
史上最大のロックフェスは幕を閉じ、“ともだち”は死んだ。
人類は勝利し、仲間達のもとに、あの“旗”も取り戻された。
しかし、ケンヂには、“ともだち”から残された、宿題があった――
浦沢直樹が世に放ち、日本中を席巻することとなった大ヒット作、『20世紀少年』のその後。
雑誌掲載時のカラーを再現した完全版で、全世界注目の最終章が開幕!!
21世紀少年 完全版 デジタル Ver. 下
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21世紀少年 上 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)
2007/08/08 23:57
今度こそ終りになるのでしょうか
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
話の途中で姿を消してしまった『20世紀少年』でしたが、『21世紀少年』として復活(?)しました。そのあたりの事情はNHK『プロフェッショナル』を見て納得しましたが、人気マンガを描き続けるのは大変なことだということですね。もっとも読み手としてはそんな大変さは置いておいて、ひたすら面白さを追いかけているだけだとは思いますが。
で、『21世紀少年』です。
タイトルは変わりましたが、今更言うまでもなく『20世紀少年』の続きそのままです。しかも「[20世紀少年]最終章!!!」と帯に書かれていたり、「上巻」となっているので、この巻を含めてあと2冊で完結するらしいです。しかし、これで終わるのでしょうか?実は「中巻」があったりして。
これまでずっと謎となっていた“ともだち”の正体が明かされるはずですし、よげん書の現実化についても何らかの説明がなされるのでしょうが、そのあたりはこの「上巻」ではまだまだ謎のままです。
ただし子どものケンジたちと大人のケンジたちが絡むことで、何か答えを出してくれるのではないかと期待されます。でもこれって、私たちの実人生そのものかもしれません。私たち自身も、子どもの頃の様々な夢や希望などを大人になっていく時に何らかの決着をつけていくはずです。それをヴァーチャルな形で見せてくれるのが「~少年」なのかもしれません。
この巻の表紙には「オ○ナイン」とか「太陽の塔」が描かれています。これだけを見ているとやっぱり20世紀だと思ってしまいますね。
それに今気づきましたが、この表紙絵って『20世紀少年』第22巻の表紙絵と繋がっていませんか?
21世紀少年 下 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)
2008/02/11 07:55
これなら「20世紀少年」で通しても良かったのか
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
「20世紀少年」から数えれば24冊、あしかけ8年をかけた物語が終わりました。まずはそれだけでもめでたい、めでたい。
個人的にはちょうど自分の子ども時代のアイテムが隅々にまでちりばめられていて、毎巻何がどうやって描かれているのかを読むだけでも楽しみでした。
途中中断した時にはやきもきしたものですが、後にテレビで作者の健康状態を知った時には「そんなに頑張らなくてもいいから」と思って納得もしました。考えてみれば、私が浦沢作品に出会ったのはもう20年以上も前のことですから、時間の経過を改めて感じてしまいます。
もともとが雑誌連載作品なので、1巻に8回から10回の雑誌掲載分が収録されるので、1回ごとに小さな盛り上がりというかアピール部分があって、次回を期待しながらページをめくると全く違った登場人物の話になっていて、もどかしさを感じさせられてきましたが、長い物語を複合的、重層的に描こうとするとどうしてもこうなってしまうのかもしれません。これはまとめ読み、一気読みすれば解消することなのかもしれません。
もともと「本格科学冒険漫画」と銘打たれていた作品なので、つい昔のマンガのイメージを重ねながら読んでいましたが、この最終巻では子ども時代の思い出というか反省に収束してしまったようで、当初に持っていたワクワク感をどこへ持っていけばいいのか。これも読み直すともう少し違った印象になるのかもしれません。
同じようなことはともだちの謎にも言えるかもしれません。これも作者がどこかで話していたように思いますが、このマンガでは謎解きを目論んではいなかったようです。しかし、この巻の帯にも「“ともだち”とは何…!?最後の謎がついに…!!」とあるように、多くの人の期待はそこにあったと思います。それがこんな風にして描かれてしまうとは。
などといろいろ思うところはありますが、最後の最後まで科学特捜隊のバッチでしめてくれたりして、作者と同世代の私たちにはきっと新しくて懐かしい漫画だったのでしょう。
21世紀少年 下 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)
2021/03/08 14:45
少年時代の終わりに
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
大冒険とバトルを越えた先には、静かなエンディングが待っていました。ともだちの正体には複雑な感情を抱きつつも、登場人物との別れが惜しまれます。

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