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7件
あくたの死に際
著者 竹屋まり子(著)
書かずに死ねるか。
大企業に勤めて仕事も順調、
彼女とも良い感じな
社会人・黒田マコトは、
実生活の小さな積み重ねによって
心を病んでしまう。
休職し療養に励む黒田は、
学生時代の文芸部の後輩・
黄泉野季郎と再会する。
卒業後、売れっ子小説家になっていた
黄泉野に焚き付けられ、
黒田は再び筆を執ることにするが、
それは艱難辛苦の道だった―――
あくたの死に際 3
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2023/10/24 04:43
全ての生ける人へ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一日一膳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、私が一番面白いと思う作品。
とにかく、一言一言が重い。そして刺さる、グサグサと。文学、絵画、音楽、映画、何でもいい、創作をした経験があれば。そしておそらく、創作をしたことがなくとも、自分の人生を懸命に生きる人にも。
そうした言葉を、印象的な、時に鬼気迫る絵が支える。例えば遊園地で時間を忘れて黒田の小説にのめり込む幸田さん。あるいは様々な心象風景といった抽象概念も。
これは全ての生ける人へ向けた作品だと思う。凄い作品だ。
2024/11/24 08:47
新たな出会い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一日一膳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「才鬼」を新人賞に投稿し、作家同士の交流も広がります。
鬼河原先生との出会いは、不条理鬼畜キングの名に相応しいもので悶えます。でも、鬼河原先生の過去を知ると、また違ったものが見えます。
もう一人の大賞受賞者・水貴、嫌ってる人も多いようですが、彼の言い分も分かるのです。過度な謙遜は作家として失礼ですし。でも、黒田はそういった作家性だし、水貴だってそういう作家性だし、どちらもありなんですよね。小説家じゃなかったら色々問題あったとしても。
さて、売れる表紙とは?早く続きが読みたいです。
【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2024年10月10日】あくたの死に際 1
2024/09/28 17:35
1巻!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
本が売れるためには作家の知名度という件は、めちゃくちゃ納得しました。
確かに、新規開拓する時は、作家名で探してしまいます。
漫画みたいに小説を試し読みなんてしたことないですし。
そんな新人が、大きな賞が取れるのか、楽しみです。