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96件
ドリフターズ(7)
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ドリフターズ 1 (コミック)
2010/07/08 15:39
スーパー偉人大戦×指輪物語
21人中、21人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:muneyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
あさりよしとおの言葉だったか、「オリジナルなんてない。与えられた素材の中でどれだけ個性が発揮出来るかが作家性というものである。」うろ覚えなので過分に間違ってるかと思いますが、この物が溢れ返る世の中、完全にオリジナルたることは無理です。自分がやってる事はやや違うだけで、世界の誰かが必ずやってます。それでも出来不出来、順位、そして個性によってその「やや違う」が客観的には驚くほど別のものに成り得るのです。
前作「Hellsing」にて、日本のマイナー漫画の枠を大きく脱して、世界の一部の漫画好きに広く親しまれるようになった(何を言ってるのか分からない)平野耕太さんの新作、「ドリフターズ」。
ざっと大まかに言うと、スーパー偉人大戦×指輪物語、一応無理にジャンル分けするとファンタジー漫画です。エルフやドラゴンの跋扈する世界に、唐突に送り込まれてきた島津義久が織田信長、那須与一と意気投合、天下取っちゃるぜ!という、なんかもう字面だけでもワクワクします。
当然日本偉人大戦ではないので、時代・国入り乱れて様々な英雄が乱入してきます。ハンニバル、土方歳三、ワイルドバンチ、ジャンヌダルク。ある程度の史実に平野耕太エッセンスが加わり、魔人と化した偉人達が狂乱。面白くない訳が無い。
完全オリジナルキャラクターでも無いし、世界設定だって顔の見えない魔王が弱き者共を蹂躙しようとしているまんまロードオブザリング。でもまず主人公チームの組み合わせもこれまでに無いものだったし、そいつらが剣と魔法の世界に召喚されるというのも有りそうで無かった。(知らんだけであるかもしれんが)
下手なオリジナルで世界を全て構築するより、ある程度何処かから借りて来て、枠はもうそこに任せちゃって、自分は描きたい部分に専念するという点で、平野さんはものすごく上手い。
例えば、ジャンプ漫画は明らかに過去作の焼き直しにも関わらず、漫画家に一から作る事を要求し、漫画家が無自覚に自分の中から取り出した過去作の思い出からオリジナルを「創り出し」、どっかで見たようなコピーみたいな作品が出来るという皮肉な作品が多い。
オリジナリティを出すのは難しい。でも、平野耕太は色んなモノから拾ってきた素材=コピーを意図的・自覚的に使う事で、凄まじくオリジナリティに富んだ作品を生み出す。素材セレクトのセンスと、設定だけ間借りし、ひどく演劇調の平野節を叫ぶキャラクター。まだ一巻ですが、確実に面白い漫画になりますよ、これは。
ドリフターズ 5 (コミック)
2016/12/06 18:29
少しずつ 少しずつ
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドリフの面々が少しずつ集結してきましたね。豊久たちの他 山口多聞の元に菅野直とスキピオが集まって グ・ビンネン方面でも別の戦いが始まりそう。山口の知識を吸収しようとするスキピオの前向きさには頭が下がります。2000年に及ぶ時間を飛び越えようってんだから凄まじい。しかし豊久と菅野が出会ったら どうなるんだろう。目があった瞬間 殴り合いとか?
ドリフターズ 5 (コミック)
2016/06/26 12:29
盛り上がってまいりました
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジャイアンツファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
シャイロックって誰?
勉強不足ですみません。
知らない歴史上の人物がどんどん出てきて、それぞれがとても魅力的なのでとても面白いです。
ウィキペディアで山口多聞を検索した人はどれくらいいるのでしょう?
5巻は天下分け目の準備中という内容でした。
オカマ大活躍です。
印象的な台詞もドロドロとした描写も与一の神がかった弓もありますが、全体的には戦の準備というところで、血湧き肉踊るアクションシーンは次回以降をお楽しみにな内容でした。
いつ出るのかわかりませんが、6巻が楽しみです。
安土城、行きたいなぁ、ゲンジバンザイ。