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53件
ララの結婚
著者 ためこう
今日からお前はオレの嫁だよ。約束されていた富豪との婚儀の直前、双子の妹・ララは好いた男と村を離れた。ラムダンはララを無事に逃がすため、ララのふりをして花嫁に成り代わる。適当なところで富豪の家から抜け出すつもりだったラムダンだが、婚儀の初夜、媚薬で自由にならない身体を仮の夫となったウルジに激しく犯され、翻弄されてしまい――? 異国の嫁入り奇譚、1巻コミックス描き下ろしは終わらない初夜のお話。
ララの結婚3【電子限定かきおろし付】(15)
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ララの結婚 3 (ビーボーイコミックスデラックス)
2020/10/20 04:01
次巻に期待します。
16人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
色彩が独特で、ためこう先生の絵はとても綺麗です。エキゾチック。
表紙の二人は、仲良しです。色合いが落ち着いたトーンで綺麗です。
表紙は仲良く二人でいるのに、この巻の物語はまだ波乱中。
ララに成り代わったラムダンの悩みは独りがって、ウルジと相談したらなんでもなく解決することなのに、ウルジと会話できずラムダンは空回り。
・・二人の信頼関係が築かれていない為のすれ違いは1巻からずっと。ウルジは言葉で気持ちを伝えられない寡黙な人。言葉より行動が先。
---前巻のあらすじ
新婚夫婦の仲は、少しずつ良い方向に向かっていたけど、ウルジの父親は跡継ぎの誕生しか念頭にない。
ウルジの父の計略と、寡黙なウルジ。
ウルジは「ラムダンに約束した居場所」を作る為にしっかり将来を考えて動いていた。
ウルジと話し合いの場を作れないラムダンは、一人で悩んで窮地に自ら追い込んで行く。
自己犠牲で解決する傾向を持つラムダンは、二番目の妻の結婚式の前夜に「ララを探す」という理由で無謀な家出を決行する。
---ココから3巻。
世間知らずとはいえ、スラムであんな行動をとる大人はいるでしょうか?
スラム街でウロウロして捕まり、たまたま売られた娼館が、兄の配下の店。
やっと妹のララ本人が、窓から登場。ラムダン救出をウルジに約束させて、二人の再会。
・・・こういう展開って、焦れます。どうしてそうなるの?と思う場面が多いです。
ウルジは今度こそ、暴れ馬のようなラムダンをしっかり押さえていて欲しい。
ためこう先生にしては、長篇。ひょっとしたら長篇は初めて?・・イヤイヤ、別名義で少女漫画の長期連載がありました。もともと短編だった作品に、色々肉付けして長篇に企画しなおしたので、頁あわせのダレが生じるのかな~?
絵はとても素敵で楽しいけれど、物語の展開が焦れてもどかしい。すぐ終わっても良さげな展開でも、無理に引っ張って長くしている感が否めない。
未だ完結していないので、進展と結末が気になります。次巻に盛り上がりがあることを期待します。
我儘な読者の身勝手な感想でした。
ララの結婚 3 (ビーボーイコミックスデラックス)
2021/06/30 22:07
そして、恋が始まる
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaya - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻でウルジの策略を知り、家を飛び出したラムダン。
絶望に打ちひしがれた彼が辿り着いた先は
都・ミンシンの寂れたスラム街にある娼館でした。
そして、そこで偶然にもウルジの兄・バドマと再会します。
その頃、ウルジはラムダンの家出を知るも、第二夫人の
アリアナとの婚儀が目前に迫り、身動きがとれずにいました。
そんなとき、ウルジの元にやってきたのは…ララでした!
ここにきてやっと正真正銘の本人\ララの登場/です。
窓から家の中へ飛び込み、対面するなりウルジを
引っぱたくという先制攻撃を仕掛けるララ(強い)
ラムダンの気の強さといい、血筋でしょうか。
いや、その眼差しが示す意思の強さはラムダン以上かも?
流石のウルジも突然の出来事に唖然としています。
全ての真相を知り、兄を心配して駆けつけたララ。
彼女がものすごい勢いでウルジをまくし立てていると、
そこへ駆け落ち相手のロサンがララを追いかけやってきます。
すると、今度はララとロサンの痴話喧嘩が始まり、
無事夫婦の愛の再確認を経て仲直りするも、続いて
婚儀を控えたウルジを迎えにアリアナがやって来て…
次から次へと、なんだこの地獄絵図(笑)
しかし、そこでウルジはアリアナへはっきりと
婚姻の意志がないことを伝え、婚儀は中止へ。
ララとの対話を通して、自分の愛情がいかに一方的なもので
ラムダンの気持ちを無視していたかを突き付けられたウルジは
ララに心からの謝罪を述べ、ラムダンを必ず連れ帰ることを約束し、
ミンシンへ向かいます。
今回のララの強襲で感じたのは双子の互いへの思いの強さでした。
互いに伴侶に欺かれ、自身も傷ついているはずなのに、二人とも
まずは片割れの元へ駆けつけたという事実に絆の強さを感じました。
二人が無事再会を果たす日が早くやってきますように…
一方、ラムダンは娼館での生活にも慣れ始めていました。
女たちに囲まれる生活の中、ラムダンがふとした瞬間に
思い浮かべてしまうのはウルジのこと。
憎いはずなのに、頭をよぎるのは楽しかった思い出で、
憎しみと愛情が渦巻き、葛藤に苛まれているところへ
現れたのは迎えにやってきたウルジでした。
ウルジから聞かされるララの安全を喜ぶラムダンでしたが、
その後に続く「戻った後はお前の好きにしていい」という言葉に
動揺してしまいます。
解放されて嬉しいはずなのに、ウルジのことは嫌いなはずなのに、
彼の目を見ると、ラムダンの心はどうしようもなく揺れてしまうのでした。
それはウルジへの愛の自覚でした。
1、2巻を経てようやくスタート地点につき、
ラムダンの恋が始まったという感じです。
ここまで長かったなぁ…
まだまだ家や跡継ぎのこと、問題は山積みですが、
次巻では甘く恋に浸るウルジとラムダンを見れたらいいなぁ。
2019/06/12 01:15
面白かったです。
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒカル - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価がかなり分かれる作品です。
見ようによっては確かにTLを読んでる感じになります。
受けが華奢で女のように美人。
妹の代わりに嫁ぎ逃げようとしますが失敗。
騙したようで実は騙されていたといった内容です。
エロ描写はそんなに長くはないですが、受けが感じているのがよく描かれています。
それがみようによっては、TLのような感じです。
髪が長く、胸がないだけで女性のような身体だからかもしれません。
男性器も妹と入れ替わっているためにあまり描写がなく、後半にようやく出てきますがパンツから出ていないことが多い。
なので、そこもBLを読んでる感じがあまりしない部分のかもしれません。
描写があっても軽くで白抜きです。
そこが物足りなかった部分かもしれません。
2巻はもう少しBLを読んでいるという感じがすることに期待を込めて楽しみにしています。