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まんがグリム童話 纏足遊女~チャイニーズ・シンデレラ~(分冊版) 完結
著者 月森雅子
賭博に溺れた父に遊廓に売りとばされた少女・梅窓は、纏足を好む客から苛虐な要求され、唯一残っていた親指の爪をはがされる。その傷が悪化し床についてしまった梅窓は、身ひとつで遊廓から放り出され、このまま死ぬのみかと思ったその時……。月森雅子が描く、残酷なフェティッシュエロス漂うチャイニーズストーリー!
まんがグリム童話 纏足遊女~チャイニーズ・シンデレラ~(分冊版) 【第1話】
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電子書籍まんがグリム童話 纏足遊女~チャイニーズ・シンデレラ~(分冊版) 【第1話】
2021/11/07 13:21
良い人が拾ってくれた
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Lily - この投稿者のレビュー一覧を見る
ページ数がたっぷりで、この話を読んだだけでストーリーが完結するので、読みやすいという印象を受けました。梅窓を拾った男性や、その男性の家で働く元宦官は良さそうな人物であるように思えたので、主人公は良い人に拾われたと思えてホッとしました。主人公が拾われる前から主人公に酷いことをしていた男性が、罰を受けたので、読後感が良かったと感じました。
電子書籍まんがグリム童話 纏足遊女~チャイニーズ・シンデレラ~(分冊版) 【第1話】
2019/07/11 22:08
シンデレラと纏足
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どちらも物語としても文化としても、意外と古くから存在することに驚かされます。
学者たちの見解ではシンデレラと纏足は切っても切り離せない接点が多く、
どちらも「女性の足=小さいことが美」とする価値観が同じだからだそうで、
離れた土地で同じ理屈という部分がとても興味深いです。
さて、もう纏足の状態で売られた梅窓の苦難の少女時代から、
冒頭に至るまでが1巻の内容です。
纏足はどのように…、といった部分はストーリー上は大事ではないので
飛ばしていい部分で、『纏足フェチがいた』とは聞いたことがあったのですが、
ここまでSMっぷりがひどいと店もかなり迷惑だったんじゃ??と思うほど。
1巻は梅窓のエピソード、2巻の主人公はラストに登場する女性です。
電子書籍まんがグリム童話 纏足遊女~チャイニーズ・シンデレラ~(分冊版) 【第2話】
2021/11/07 13:38
ストーリーが好きになれない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Lily - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はあまりこの話のストーリーは好きになれませんでした。ただ、ストーリーは中国が舞台だなぁと思えるようなものでした。正直言って、中国ならあり得そうで怖いと感じました。夫と一緒に幸せに暮らしていた頃に、もしこうだったら良かったのにと思わずにはいられません。絵は良いし、ページ数が多いのも良かったのは評価したいです。
電子書籍まんがグリム童話 纏足遊女~チャイニーズ・シンデレラ~(分冊版) 【第2話】
2019/07/11 22:18
因習とカニバリズム?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻は纏足の家妓、梅窓のエピソードで、ラストに現れた時々
足元がおぼつかない女性が次の主人公です。
(とはいっても、纏足も人道的にみれば一生モノの大怪我であり、虐待です。
ちゃんと歩ける人のほうが少なく、こちらも作中で手を引かれる場面が多いです。
足指は機能しておらず、爪も親指以外は死んでいます。
施し方に地域で差はあるのですが、一番多いのは足の甲の骨周辺から縛って
骨折させながら骨を変形させて、歪で甲高な「小さい足」を作る方法と言われます。)
今度は夫に食べさせていた肉の正体。
それが人肉でなければ、もしかしたら彼女は別の人生を歩んでいたかも?と思わせる、
盲目な夫婦愛の過去の話です。 1巻より読みごたえはありました。
カニバリズム思想も中国の満漢全席と通じる部分があり、繋がりがちゃんとありました。