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5件
シブすぎ技術に男泣き!
著者 著者:見ル野 栄司
地下数千メートルの石油を探す検層機や、新ジャンル・プリクラ機の開発に泣き、超音波発生装置の失敗談に泣きながら、熱き想いを胸に抱いて不器用に仕事をする理工系ものづくりの人々の姿を描くコミックエッセイ。
シブすぎ技術に男泣き! 3
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シブすぎ技術に男泣き! 1 ものづくり日本の技術者を追ったコミックエッセイ
2010/04/27 16:32
いやあ、それにしても実にシブい!久々に面白いマンガを読ませてもらった。
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る
半導体製造装置やアミューズメント機を設計していた経験をもつ、メカトロ分野の設計エンジニア出身のマンガ家が、機械設計のエンジニアと「ものつくり」の中小企業の現場の世界を描いたガテン系マンガ。技術と生産だけでなく、営業やお客とのからみも、人間関係を軸に描いているので実に面白い。
私はエンジニア出身ではないのだがが、機械部品の世界に身を置いていたことがあるので、リアリティにあふれたこのマンガを読み終えたいま、ぜひいろんな人にすすめたい思いでいっぱいだ。この世界に関わっている人はもちろん、この世界を知らない人こそぜひ読んでほしいと思う。いやあ、それにしても実にシブい! 久々に面白いマンガを読ませてもらった。
研究開発から試作設計、そして量産へ、というのが通常のメーカーでの仕事の流れだが、このマンガにも描かれているように実際は試作段階でお蔵入りというケースが多いのだ。また中小企業では、エンジニアも納品や機械の搬入据え付けにかり出されるし、不具合やトラブルの解決には縁の下の力持ちとしてかかわっている。
こうした作業服を着た男たちの世界が日の目をみるのはうれしいことだ。
メカトロとはメカトロニクスの略、メカニクス(=機械工学)とエレクトロニクス(=電子工学)が合体したメカトロニクスは実は和製英語で、日本のお家芸そのものであったのだ。日本がいかにして「ものつくり大国」になったのかを知る意味で、このマンガはぜひ日本人だけでなく、アジア各国でも翻訳されて読まれてほしいと思う。
とはいえ、日本からこうした風景がだんだんと消えていくのかもしれないと思うと、なんだか寂しい気がしなくもないのだが・・・
2022/07/01 07:56
私は
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
調理師なので、ある意味、技術職なのかな?
ものを作るという点では、共感できるところもありそう。でも、どんな仕事をしているのか?それ自体に興味がわく。
シブすぎ技術に男泣き! 3 ものづくり日本の技術者を追ったコミックエッセイ第3弾
2018/12/19 18:04
不況と技術者。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一番ぎくっとしたのが最終話。
派遣社員として勤務することになった作者の体験談なのだが、「技術がなくても求められる水準に達した製品を作ることができる環境」ができてしまっていると、熟練工の必要がなくなり首を切られる、というなんともいえない現実。
ワーカーフレンドリーをやり過ぎると自分で自分の首を絞めることになってないのかなー…。