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67件
タブロウ・ゲート
著者 鈴木理華
孤独な少年・サツキは、偶然手に入れたタロット画集から光が飛び散るのを目撃する。その光は画集(タブレット)の住人<タブロウ>だった。画集の持ち主だと名乗る謎の少女・レディとともに、散逸した<タブロウ>を回収することになったサツキだが……!?
【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2025年6月29日】タブロウ・ゲート I
閲覧期限:2025/06/29 23:59
タブロウ・ゲート XXVI
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タブロウ・ゲート 26 (PRINCESS COMICS)
2022/01/17 04:04
ついに完結
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にも - この投稿者のレビュー一覧を見る
結局、創造人については名前も何も詳しいことは語られることはなく、『愚者』になった後の創造人がどうなったかも描かれることもなく、この話は終結しています。
ですが、その他のサツキの過去やヤヨイが管理人になった経緯はきっちりと描ききっているので、むしろ創造人については謎のままというこの結末が一番納得できる展開だと読み終えた後には感じることができます。
サツキが管理人でもないのにタブレットを使えたか、どうしてヤヨイはサツキを氷川家に置いていったのか、サツキの父親が誰か、実力派の『死神』がサツキを殺そうとしなかったか…という24巻まで隠されてきた伏線は本当に見事としか言えないような綺麗な回収のされ方と回答が前回の25巻とこの26巻では描かれています。
その過去を知るために時間を渡るという旅を終えたサツキが、最後に22人全員がタブレットから出てくる場面はもう鳥肌ものでした。
あまりにも話の作りが見事すぎて、ついついもう一度『タブロウ・ゲート0』と本編の1巻からこの話を読み返したくなりましたね。
本当に凄く綺麗な結末でした。
2022/12/18 23:16
サツキがイギリスへ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
皇帝のタブロウの力でイギリスへ飛ばされてしまったサツキ。イギリスでは病気のサツキの祖父が行方不明になっていて、サツキが関わっているのではと疑われてしまう。イレイズの方も変化していく死神を見て動き出す覚悟を決めたようだし前の巻とは違ってシリアスな方向に話が進んでいく。後半には新しいタブロウで少年の姿をした塔が現れる。
タブロウ・ゲート 26 (PRINCESS COMICS)
2022/02/27 19:30
家族を再構築する旅が終わる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読人不知 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この物語は、ずっと家族を描いていたのだなと再確認。
血縁だけではない、種族や存在の在り方すら超えた絆。
サツキくんは「過去に干渉してはいけない」と自制。
創造人は氷川ヤヨイの運命への干渉に些かの躊躇いもない。寧ろ、全力で干渉。
二人の価値観の違いの対比が面白い。
と言うか、名無しの創造人がフリーダム過ぎる。
住所、氏名、年齢、生年月日、出身地……すべてが謎の人物「創造人」
創造人が運命を変えてきた人は、氷川ヤヨイだけだろうか。
もしかすると、他にもほんの束の間の出会いが誰かの何かを変えたかもしれない。
名無しの創造人にタブロウとして与えられた名は、サツキくんだけが呼べる特別な名で、今後二度と口にすることはない。
でも、サツキくんもタブロウたちも生涯、忘れることはないだろう。