- みんなの評価
16件
青の島とねこ一匹
著者 小林俊彦
都会の喧騒から離れて草太が訪れたのは瀬戸内海の小さな島。大学時代の先輩をたより下宿生活をしようと考えるが、そこには、先輩はおらず、少女とねこと生活することに…。『ぱすてる』の小林俊彦が放つ、瀬戸内島女子高生×同居コミック!! 読み切り作品『セーラー服と監禁中。』を併録。
【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2025年5月1日】青の島とねこ一匹 1
閲覧期限:2025/05/01 23:59
青の島とねこ一匹 10
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2021/10/03 10:18
絵柄とよくマッチしている。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと以前にこの作者の過去作「パステル」をよんだことがあるが、登場人物の表情、姿かたち、風物の描き方など、同じ作者とは思えないほど絵柄が良くなっている。ストーリーそのものは、いわゆるほのぼの系で、とりわけ優れているという物ではないが、絵柄とよくマッチしている。造船所があるところから見て、舞台の「凪島」とは因島あたりをモデルにしたものだろうか。
2021/10/03 10:16
雰囲気が良い作品
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物の描写もなかなか良いが、瀬戸内の島の風物の描写が素晴らしい。島の人達の言葉 方言と相まって、島の生活の雰囲気がとても良く出ている。おまけにオスの三毛猫が良い味を出している。ストーリー展開は比較的ありふれているが、とにかく雰囲気が良い作品である。
青の島とねこ一匹 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
2019/04/21 23:18
ようきたのう
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬戸内の小島に住む知合いの家に下宿して、島外にある高校に船で通う男性教師は、下宿先の女子高校生が作る料理に舌鼓を打つ。
その島の近海で獲れる鮮度の良い魚介類は、女子高校生の青の味覚を鍛えるのに、一役買っており、東京から来た青年の食育は、スパルタ式で行われ、草太は教師でありながらも、彼女に歯向かう事が許されない。
その家では、賢い猫を一匹、飼っており、その猫は主人公の意表を突いて、島内や船中に姿を現しては、彼を驚かせる。
その猫は三毛猫である。
島の子は、男子も女子も、皆、活発で、水遊びや磯遊びを楽しみ、年寄りは、酒を持ち寄って、青の家で、宴会する。
青の同級生や、草太の同僚も、各所で草太と交流する。
青の父親が不在の時は、草太と青と一匹の猫しか、家の中にはおらず、男性教師が赤の他人の少女と一緒にいては、外聞が悪い。
青の性格には、無防備な一面と無邪気な側面があり、失意の青年を手玉に取るのは、彼女にとっては造作も無い事だ。
第一巻には、青の入浴シーンはないものの、草太が視線を逸らさなければ、教師としての資質を問われかねないような出来事に、彼は、何度も、遭遇する。
また、併録された読切のヒロインは、大胆な衣装を着て、男に迫る。この短編は、本作のプロトタイプとは言い難いものの、年上の男を翻弄するヒロインの性格は、青に引き継がれており、今後、青が自覚的に草太に迫る事も有り得るだろう。