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8件
ブルターニュ花嫁異聞
著者 武原旬志
【電子限定特典ペーパー付き】13世紀初頭フランス・ブルターニュ地方、紋章官トマはおぼつかない足で戦場を駆け巡っていた。戦も終わり彼の次なる使命は怪我を負った主より言い渡された、領主ブルターニュ公の花嫁探し。花嫁を見つけるため主の旧友アンドレに会いに武芸大会へ赴くトマであったが、待ち受けていたのはアンドレの名を語る別人。しかし、そのアンドレはトマが本来探していた花嫁本人であった…! なぜか男の姿で武芸大会へ出場していた彼女に問いただすも門前払い、しかも目的は領主ブルターニュ公への復讐と分かり…。
【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2025年6月12日】ブルターニュ花嫁異聞(1)【電子限定特典ペーパー付き】
閲覧期限:2025/06/12 23:59
ブルターニュ花嫁異聞(5)【電子限定特典ペーパー付き】
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2022/09/09 22:34
壮大な歴史活劇の予感、家に飾るために紙の本も注文
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る
珍しくブルターニュが舞台の漫画。きめ細やかな風景描写や性癖にぶっ刺さる登場人物が織りなす物語に期待が募る。
物語の中でブルターニュ女公アリックス(アリス)が15歳くらいということなので、イギリスではマグナ・カルタができ、フランスでは徐々に王権が拡大し始めた頃であろうか。
イギリスとフランスが別々の国として歩むことになる歴史の分岐点の一つとも言えるこの時期、その時代に漂ったであろう不穏な空気がひしひしと感じられる。
ただ、ブルトン人の妻に読ませたところ、冒頭の「13世紀フランスのブルターニュ『地方』」という言い回し(「当時は公国だった」という自負がある模様)や、ブルトン語が主人公から「方言」扱いされている点に違和感を覚えた模様。
おそらくフランス人にとっては正史なのだろうし、ブルトン語の訳文?に琉球語の一方言が使われているようなのでそこは許して貰いたい。
ブルターニュ花嫁異聞 1 (RYU COMICS)
2023/08/02 11:39
男装の女騎士
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
100年戦争当時のブルターニュ地方を舞台とした騎士物語である。男装の女騎士 というと時代柄ジャンヌ・ダルクを彷彿とさせるが、史実かと思わせるぐらいにリアル感のあるストーリー展開である。更に素晴らしいのは、細部まで描きこまれた絵柄である。主人公が紋章官ということもあり紋章が細かい!ヒロインも存在感たっぷり。佐藤賢一の傑作長編小説 双頭の鷲や傭兵ピエールを思い起こさせる。
2025/04/13 00:37
ル・マンを包囲する女傑ジェルヴェーズと街の中の出来事と。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンドレを追うトマ。
ル・マンに潜入するも、早速ピンチが到来し。
一方、アンドレはベレンガリア妃に請われて街を脱出しようとするも、方向音痴が...
ル・マンの街を包囲する女傑ジェルヴェーズ。
今回もちょこちょこ登場。
なかなか良い。
そして、アンドレは己の出自を知り、ロベールを追う。
事情を知らぬフィリップは、ロベールの命で執拗にアンドレを追い掛けるが。
一応、ここで一段落ついたか、と言う感じに。
トマは意外に逞しい面を見せ、アンドレに...
フィリップとアンドレの父、アルテュール公の過去と関係も明らかになり、何か感慨深い。
フィリップとベレンガリア妃の件もそうか。
しかし、アンドレ。 姫君とは思えないくらい、足癖が? 教育の賜物、なのか?