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27件
戦争は女の顔をしていない
著者 小梅けいと(作画) , スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(原作)
「一言で言えば、ここに書かれているのはあの戦争ではない」……500人以上の従軍女性を取材し、その内容から出版を拒否され続けた、ノーベル文学賞受賞作家の主著。『狼と香辛料』小梅けいとによるコミカライズ。
戦争は女の顔をしていない 5
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2020/02/05 19:10
多数のインタビューから浮き出される数多ある戦争の顔の一つ
12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じお - この投稿者のレビュー一覧を見る
女だからと下げられたくは無いが、女である事を忘れて欲しくは無い
一見矛盾しているが、女物の下着が無い事を苦痛に感じる女性が全く別の地で複数いる事が印象的です。
本書はインタビューに基づいているであって事実に基づいているわけでは無い事を前提なのですが
そういった意味で詳しい方から疑念が出ていてもある意味的外れの指摘なのです。
記憶は薄れますし、改竄されます。
でも共通する何かがあるのです。その何かをどう評価するかで本書自体の評価も変わるのでしょう
戦争は女の顔をしていない 1
2021/05/16 11:57
戦争は女の顔をしていない1
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争をしてはいけないことがよくわかります。ただし、戦争をしないために武力を放棄するという考えも違うことが分かります。
・一度戦争になると役に立つものは兵士として戦う。
・万が一戦争に敗れることになれば、労働者として搾取される。
・働けないものは容赦なく殺される。
・ある一定の年齢層の女性は性的搾取される。
それを分かられせてくれるありがたいマンガです。
戦争に巻き込まれないために、ある程度の武力を有し、同盟国を作っておくことが必要であるとの結論にいたります。
戦争は女の顔をしていない 1
2020/10/30 09:40
たかがマンガと言わせない
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは異色のマンガです。
ロシアの本が原作。
原作者は、ノーベル文学賞を、ジャーナリストとして初めて受賞した女性。
描かれるのは、第二次世界大戦にソ連兵として従軍した女性たち。
500人にのぼる彼女らの証言をマンガ化したのがこの作品です。
原作が出たのは知ってたけど、
ロシア語からの翻訳って、めんどくさそうという先入観があって手にしていませんでした。
マンガで読めるのは、幸せです。
あの大戦で戦死者が一番多いのは、ソ連でした。
私たちは、日本の戦争だけでなく、さまざまな戦争に目を向ける必要があります。
しっかりした原作に基づくこのマンガは、たかがマンガと言わせない力を持っています。