博士の愛した数式

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投稿者：アルファ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

私自身は中学・高校と、数学は得意かつ好きな科目でした。
今は「数学」というと、工学数学と統計くらいなら普段から使うという程度の技術者なのですが、学問としての純粋数学は本当に「美しい」世界ですよね。

それを題材に、こういうストーリーを作った著者の小川洋子さんの感性の凄さを感じます。
「80分しか記憶が持たない」博士と家政婦、その息子という登場人物は非常に印象に残りますね。

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投稿者：kazu　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

博士の数学への愛。周りの人への愛。温かくてほっこりするお話です。
気づけば、目から涙がぽろぽろと落ちていました。
おすすめです。

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投稿者：インティライミ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

小説を読んでこんなに清々しい気分になったのは久しぶりだ。
記憶が80分しか持たないという特異な性質の博士をとても親しみやすくリアルに表現されていた。

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投稿者：miki　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

何か大きな事件が起きるわけでもなく、2人の関係が急接近するわけでもない淡々とした物語なのに、これからどうなるんだろうと引き込まれて、気がついたら終わりまで読んでしまってました。未亡人のことなど、まだまだ知りたいことがあって、もっと読みたかった気がするけれど、読後感は爽やかです。博士が教えてくれるように数学と向き合えてたら、わたしの人生ももっと変わったものになってたかも----。

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投稿者：Ｈ２Ａ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

同題映画の原作。事故により重度障害を持ち80分しか記憶を持てない初老の元大学教師で初老の数学者｢博士｣。義姉の扶養で静かに暮らす｢博士｣のもとで働くことになった家政婦｢私｣。そして｢私｣の息子は髪型から｢ルート｣。てっきりお涙頂戴ものだと思って敬遠していたのを反省する。数について｢博士｣が語る｢数｣に魅入られた人生、その世界観に魅了される。友愛数、完全数、素数、虚数・・・それにオイラーの公式。人物たちは激することなく静かな語りで情緒に流れない。これは気に入った。それから江夏は小説でこのように取り上げてもらったことを感謝すべきだろう。

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投稿者：Koukun　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

なんでもない日常が実は貴重なものだ　という事を感じさせてくれる作品です。
たいして大きな事件もなく静かでしんみりとした時間の流れが心に沁み込んできます。

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投稿者：とうふ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

決して何かが解決するわけではないけれど、読み終わった後で晴れ晴れとした気分にさせてくれる本でした。

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投稿者：しゅーくりーむ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

わたしは、このお話の中で好きなのはルートのところ。ルートのところは、もちろんのことですが、他も良いと思います。
読みやすい

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投稿者：タタ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

映画を見て好きだったので原作を読んでみたいと思って、読みましたが、原作のほうがよかった。さすが原作だな。